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上原遺跡発掘調査速報展を開催しています。
2025年01月21日
News
上原遺跡発掘調査速報展を裾野市生涯学習センターで開催しています。
期間 1月16日(木曜日)~2月12日(水曜日) 9時~21時(月曜日は休館)
会場 裾野市生涯学習センター 展示コーナー(裾野市深良435)
展示の詳細につきましては、裾野市ホームページで御確認ください。
上原遺跡の概要
上原遺跡(うえのはらいせき)は、裾野市深良にある平安時代の遺跡です。令和6年6〜7月に当センターが発掘調査を実施したところ、平安時代の竪穴住居などとともに土器が多く出土しました。土器の中には墨で「十」と記したものが20点出土しており(墨書土器:ぼくしょどき)、過去の調査例を加えると30点以上の出土となりました。県東部地域の平安時代の墨書土器は、1文字だけ記したものが多いことは知られていましたが、1つの遺跡で同種の文字が大量に出土する例は珍しいものであり、遺跡の大きな特徴となっています。現在のところ、「十」が書かれた意味は謎ですが、多くの人、物、情報が行き来した古代東海道の足柄路に近いことがヒントになるかも知れません。