火起こしキットFire starter kit
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セット内容
- 舞きり式火起こし器(はずみ車、火きり弓) (1)
- 火きり臼台 (1)
- 火起こしセット(火きり臼、茶こし、火口:乾燥した麻、スプーン) (1)
- 指導修繕セット(予備品、指導道具:もみきり式棒、弓きり式セット、火打ち石・火打ち金、修繕道具)
- 火消し用缶(2グループに1缶程度)
学習目的
人類は、火を調理、照明、暖房など多様に活用したことで、他の動物よりも優位に立ち、世界に拡散し、文明を築いていった歴史的意義を学びます。
学習内容例
1 火のない生活を想像してみよう
調理、照明、暖房など、人の生活に火が不可欠であることを学習します。
2 火の起こし方を学習しよう
縄文時代以降の原始・古代ではもみきり式、弓きり式などの摩擦を生かした発火法、中世以降は火打ち石と火打ち金を用いた打撃による発火法が使われたことを学習します。
体験で用いる舞きり式火起こし法は、摩擦式発火法の一つですが、江戸時代になって伊勢神宮などの神社で儀式用の火を起こすのに用いられた方法です。
3 火起こしを体験しよう
- 学校などで行う場合は、4~5人のグループを作ります。
- 火口をひとつかみ、茶こしの中央に入れます。
- 火起こし器の用意(火きり弓は水平にセットされたか、ひもが引っかかっていないかを確認)。
- 火起こし器の先端を火きり臼の溝に当てて、ゆっくりと引き弓を上下させて火起こし器を回転させます。
- 煙が出て、火種ができたら、スプーンでそっとすくって、茶こしの火口にのせます。
- 細く長く息を吹きかけて火種を大きくしていきます。
- 炎が上がったら火起こし成功。燃えた茶こしの中の火口を火消し用缶に捨てます。
所要時間
約25~30分
注意点
- 火起こし中には、棒の直上に顔が来ないように注意してください。
- 火口が着火する際は突然に燃え上がりますので、顔をやけどしないように注意してください。
- 火が着くと、火で遊んでしまうことがありますので、適切に火を扱うように指導してください。
- 片付けにあたっては、火消し用缶内に残り火がないか注意してください。