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鉄鏃
名称 | 鉄鏃 (てつぞく) |
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出土遺跡 | 上石野3号墳 (かみいしの3ごうふん) |
所在地 | 袋井市愛野 |
時代 | 古墳時代中期~後期 |
法量 | |
指定の有無(指定年月日) |
概要
上石野3号墳は自然地形を利用して墳丘を整形した直径9mの円墳である。3号墳の主体部は墳頂部に掘削された木棺直葬であり、墓坑は段掘りで、棺を置いたのち、棺小口に粘土・礫を充填するという構造をもつ。
鉄鏃は、9本が束の状態で出土している。形態的にはすべて同一のもので、尖根系の腸抉(わたくり)三角形式に分類できるものである。鏃身部の平面形は比較的深く腸抉が切れ込む長三角形を呈する。鏃身部の造りは鏑が比較的明瞭な片平鏑造である。箆被(のかつぎ)部はいわゆる台形関であり、箆被部には矢柄の木質が遺存する。9点とも全長は14cm前後を測る。