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家形埴輪
名称 | 家形埴輪 (いえがたはにわ) |
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出土遺跡 | 原川遺跡 (はらがわいせき) |
所在地 | 掛川市領家 |
時代 | 古墳時代後期 |
法量 | 高さ:約23cm 桁行:35cm 梁行:32cm 厚さ:約3cm |
指定の有無(指定年月日) |
概要
家形埴輪を復元したものである。推定復元した壁面の内、入口のない幅の長い面が桁行、入口がある幅の短い面が梁行きと考えられる。最も残りのよい部分から推定すると庇の先端までの器高は約23cm前後になる。庇はほぼ外周の1/2が残っており、厚さ約3cm、幅約3cmで断面は直角三角形に近い。四隅の縦の突帯は幅約2cmで断面は丸味を持った三角形であり、強くナデている点は円筒埴輪のタガの造りと類似する。また中段で横に一周する突帯も幅1.5~2.1cm程で、縦のものとほぼ同様の造りである。この突帯には、ほぼ等間隔に幅2~2.5cm程の丸いコブ状の突帯がつけられており、四隅を起点とすると、桁行では約9.5cm間隔に4つ、また梁行では7~10cm間隔で4つという数え方ができる。壁面は桁行に比べて梁行の面が丸味を持っている。
家形埴輪などが写実性を失いつつある時期のものであるが、3間×33問、2階立ての総柱建物が想定される。