展示Exhibition

紡錘車

紡錘車 (ぼうすいしゃ)

紡錘車 (ぼうすいしゃ)の説明テーブル
名称 紡錘車 (ぼうすいしゃ)
出土遺跡 林2号墳 (はやし2ごうふん)
所在地 周智郡森町一宮
時代 古墳時代中期
法量 直径:約4.3cm 上面径:約2.5cm 厚さ:約1.2cm 孔径:0.7~0.75cm 重量:約35.1g
指定の有無(指定年月日)

概要

北側の周溝から出土した石製紡錘車である。滑石製で、暗めの青灰色を呈する。側面形は台形を呈し、直線的で外反部はないが、外縁には丸味をもつ幅0.03cm弱の面が設けられている。孔は下面側が若干大きい。各面には、一定方向の擦痕が多く認められる。側面においては、横方向の擦痕が多く認められ、縦方向(平面放射状)の加工痕は観察できない。上面と下面とでは、擦痕の方向が直交する。

参考文献

静岡県埋蔵文化財調査研究所調査報告 第186集 『森町円田丘陵の古墳群』 2008
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