展示Exhibition

林2号墳出土遺物

林2号墳出土遺物 (はやし2ごうふんしゅつどいぶつ)

林2号墳出土遺物 (はやし2ごうふんしゅつどいぶつ)の説明テーブル
名称 林2号墳出土遺物 (はやし2ごうふんしゅつどいぶつ)
出土遺跡 林2号墳 (はやし2ごうふん)
所在地 周智郡森町一宮
時代 古墳時代中期
法量
指定の有無(指定年月日)

概要

林2号墳で発見された埋葬施設は2基あり、いずれも主軸が尾根筋に直交する木棺直葬である。2基は墳頂部に並んでおり、北側に第1埋葬施設、南側に第2埋葬施設がある。
 第1埋葬施設からは棺床部で鉄鏃、鉄刀、鉄剣、刀子、棺床部外で三角板鋲留短甲が出土した。三角板鋲留短甲は、前胴が横矧板鋲留短甲と同様の地板構成であり、鋲頭径や連接数、連接位置、地板と帯金の比率、地板形状などに新しい様相が多く看取でき、三角板鋲留短甲の中でも最新相に位置付けることができる。第2埋葬施設からは棺床部で棗玉、鉄斧、鉄剣、鉄刀、刀子、鉄鏃が出土した。

参考文献

静岡県埋蔵文化財調査研究所調査報告 第186集 『森町円田丘陵の古墳群』 2008
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