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斧形石器
名称 | 斧形石器 (おのがたせっき) |
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出土遺跡 | 梅ノ木沢遺跡 (うめのきざわいせき) |
所在地 | 駿東郡長泉町東野 |
時代 | 旧石器時代 |
法量 | |
指定の有無(指定年月日) | 県指定文化財 令和元年11月22日指定 「梅ノ木沢遺跡出土斧形石器8点」 |
概要
梅ノ木沢遺跡は愛鷹山の南側山麓、標高170m付近の丘陵上に所在する。8点の斧形石器は、新東名高速道路建設に伴う平成13年度の調査で地表下5.5mの第Ⅴ黒色帯~第Ⅳ黒色帯と呼ばれる約3万年前の旧石器時代の地層から出土した。
8点の斧形石器の表面には、部分的に一定方向に細かい線状の擦痕が見られる。これは縄文時代以降の磨製石器に見られる研磨痕と同様の痕跡で、刃部以外の部分にも認められることから、使用による摩滅ではなく、石器製作の際の研磨痕と判断できる。緑色凝灰岩若しくは凝灰岩、かんらん岩製で、石の目に沿って剥離した板状の素材を用いている点、故意に破壊している点等の共通点がある。