展示Exhibition

異形部分磨製石器

異形部分磨製石器(いけいぶぶんませいせっき)

異形部分磨製石器(いけいぶぶんませいせっき)の説明テーブル
名称 異形部分磨製石器(いけいぶぶんませいせっき)
出土遺跡 桜畑上遺跡 (さくらばたけうえいせき)
所在地 駿東郡長泉町上長窪
時代 縄文時代早期
法量 長さ:5.27cm 幅:2.78cm 厚さ:1.16cm 重量:23.2g
指定の有無(指定年月日)

概要

桜畑上遺跡は、愛鷹山麓に立地する縄文時代から近世にかけての複合遺跡である。
この石器は縄文時代早期、押型文土器に伴って出土する。石鏃に似た形態であるが、具体的な用途は不明である。チャート製で押圧薄利を前面に施した後、表裏面の中央と先端部を中心に側面まで磨きが施されている。
別名トロトロ石器。最初に発見された地域で摩滅したことを「トロい」ということから名付けられたと言われている。

参考文献

静岡県埋蔵文化財調査研究所調査報告 第245集 『桜畑上遺跡Ⅱ』 2011
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