展示Exhibition
- ホーム
- 展示
- しずまいデジタルミュージアム
- 近世
- 一分金
一分金
名称 | 一分金 (いちぶきん) |
---|---|
出土遺跡 | 仁田館遺跡 (にったやかたいせき) |
所在地 | 田方郡函南町仁田ほか |
時代 | 近世(江戸時代) |
法量 | 長さ:1.7cm 幅:1.1cm |
指定の有無(指定年月日) |
概要
江戸時代の金貨で、本来の名称は「一分判」である。仁田館跡遺跡の中世~明治時代にかけての遺物包含層であるⅡ層から出土した。表面には上部に扇枠に五三の桐紋、中央部に「一分」の文字、下部には五三の桐紋が刻印されている。裏面は鋳造を請負っていた初代後藤庄三郎の「光次」の署名と花押が刻印されている。額面は1分、1両(小判金)の1/4にあたり、4朱に相当する。慶長から万延までに10種類鋳造されたが、幕府の財政状況や市場の経済事情により、時代ごとに品位や量目が改定されている。