調査研究所刊行の発掘調査報告書Report
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集 | 報告書名 | 体裁・頁数 | 所在 (現市町名) |
主な内容 | 全国遺跡報告総覧 |
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1 | 八ツ島遺跡 (やつしま) 伊豆中央道埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 69頁 図版 34頁 |
伊豆長岡町 (伊豆の国市) |
古墳時代前期。溝から砧・大足・フォーク状木製品・斧柄・梯子等の木製品出土。 | 閲覧へ |
2 | 笛吹段・兎沢古墳群発掘調査報告書 (ふえふきだん・うさぎざわ) 昭和58年度県営畑総高草地区埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 68頁 図版 50頁 |
焼津市 | 7~8世紀の終末期古墳群。笛吹段・兎沢古墳群の32基のうちの11基を調査。各古墳の横穴式石室から土器・玉類などが出土。兎沢9号墳にて線刻壁画「猪」を発見。 | 閲覧へ |
3 | 椿野遺跡Ⅰ (つばきの) 昭和57年度都田川河川改修工事(浜松地区)埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 54頁 図版 25頁 |
浜松市 | 弥生時代後期~古墳時代初頭および平安末~中世。弥生~古墳時代の良好な土器群が出土。 | 閲覧へ |
4 | 祝田遺跡Ⅰ (ほうだ) 昭和57・58年度都田川河川改修工事(細江地区)埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 54頁 図版 25頁 |
細江町 (浜松市) |
弥生時代~古墳時代初頭および平安末~中世。弥生時代の土器棺墓・方形周溝墓群、平安末~中世の掘立柱建物跡・井戸などを発見。本書は「遺構編」。 | 閲覧へ |
5 | 大谷川Ⅰ (おおやがわ) 昭和58年度巴川(大谷川)総合治水対策特定河川事業埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文127頁 図版 61頁 |
静岡市 | 神明原・元宮川遺跡の調査。旧河道より古墳時代後期~奈良・平安時代の祭祀遺物が多量出土。また、6世紀後半~7世紀前半の斎串・人形・馬形木製品、土製品などが出土。奈良時代の木簡「他田里戸主宇戸部真酒」も報告。 | 閲覧へ |
6 | 椿野遺跡Ⅱ (つばきの) 昭和58・59年度都田川河川改修工事(浜松地区)埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 73頁 図版 36頁 |
浜松市 | 昭和58・59年度調査。弥生時代~古墳時代初頭の墓域(方形周溝墓など)が発見され、土器群や銅鏃・砥石などが出土。また、平安時代~中近世の井戸や掘立柱建物もあり、山茶碗・陶磁器・かわらけ・曲物などが出土。 | 閲覧へ |
7 | 祝田遺跡Ⅱ (ほうだ) 昭和57・58年度都田川河川 改修工事(細江地区)埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 75頁 図版 16頁 |
細江町 (浜松市) |
第4集に対する「遺物編」。弥生~古墳時代および平安~鎌倉時代の遺跡。後者の時期では、山茶碗・白磁・下駄・漆碗・箸・曲物・布目瓦・砥石・土錘がある。伊勢神宮関連記事を記した「神鳳抄]のなかに「祝田御厨」の名があり、該当する可能性あり。 | 閲覧へ |
8 | 茶木畑遺跡 (ちゃのきばたけ) 田方学区新設高校敷地内埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 58頁 図版 26頁 |
長泉町 | 先土器時代の尖頭器・ナイフ形石器・削器などが出土。また、縄文時代中期前半の埋甕・焼土等の遺構と五領ケ台式並行期主体の土器群、大珠・石錘・石匙・磨石・石斧等を発見。 | 閲覧へ |
9 | 宮下遺跡 (遺構編) (みやした) 昭和59年度静清バイパス(川合地区)埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 70頁 図版 52頁 |
静岡市 | 平安時代が中心。掘立柱建物や大きな井戸などを発見、多量の灰釉陶器と須恵器・土師器・緑釉陶器・墨書土器「専當」他・石帯などが出土。墨書土器等から地方官人「専当郡司」との関係が指摘できる。 | 閲覧へ |
10 | 内荒遺跡 (遺構編) (うちあれ) 昭和60年度静清バイパス(川合地区)埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 47頁 図版 18頁 |
静岡市 | 駿河国安倍郡衙の推定地。「造大神印」の銅印出土。溝を巡らす掘立柱建物と方二町と思われる外周の柵列を発見。溝から多量の木製品が出土。本書は第16集に対応する遺構編。 | 閲覧へ |
11 | 大谷川Ⅱ (遺構編) (おおやがわ) 昭和59・60年度巴川(大谷川)総合治水対策特定河川事業埋蔵文化財発掘調査報告書(神明原・元宮川遺跡) |
A4判 本文編209頁 図版編 95頁 |
静岡市 | 神明原・元宮川遺跡の調査。古墳時代の多量の祭祀遺物が出土。水辺の祭祀として注目される。また、木簡「他田里有戸部真酒」があり、周辺に官衙遺跡の存在が予想される。 | 本文編 閲覧へ |
図版編 閲覧へ |
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12 | 大谷川 (稲妻地区) (おおやがわ) 昭和60年度巴川(大谷川放水路工区)特定河川緊急整備事業埋蔵文化財発掘調査報告書(神明原・元宮川遺跡) |
A4判 本文107頁 図版 30頁 |
静岡市 | 弥生~奈良時代の低湿地遺跡。祭祀遺物が多量に出土。神明原・元宮川遺跡と連なる大谷川における大規模な「水辺の祭」の場であったと把握できる。 | 閲覧へ |
13 | 大谷川Ⅲ (遺物編) (おおやがわ) 巴川(大谷川)総合治水対策特定河川事業埋蔵文化財発掘調査報告書(神明原・元宮川遺跡)3 |
A4判 本文編209頁 図版編 66頁 |
静岡市 | 神明原・元宮川遺跡の調査。第11集の遺構編に対応する遺物編。古墳時代~奈良時代の水辺の祭祀関係の木製品・土製品、土器・墨書土器・木簡を掲載。古代祭祀研究の重要資料である。 | 本文編 閲覧へ |
図版編 閲覧へ |
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14 | 梅橋北遺跡 (うめはしきた) 昭和62年度二級河川太田川中小河川改修事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 66頁 図版 21頁 |
掛川市 | 弥生~平安時代。自然流路から土器が多量出土。平安時代では灰釉陶器・緑釉陶器・土師器等が出土。墨書土器が多く、陶硯もあること等から坂尻遺跡(遠江佐野郡衙)の一部を成すと推定される。 | 閲覧へ |
15 | 能島遺跡 (図版編) (のうじま) 昭和60~62年度静清バイパス(能島地区)埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 図版編 44頁 |
清水市 (静岡市) |
弥生時代中期後半の一大墓域であり、周溝墓27基を検出。出土土器は、静岡県中・東部の中期後半の土器群として良好な資料。平安~鎌倉時代では灰釉陶器・土師器が出土。土師器の系譜の多様さは注目される。 | 閲覧へ |
16 | 内荒遺跡 (遺物編) (うちあれ) 昭和62年度静清バイパス(川合地区)埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文185頁 図版 50頁 |
静岡市 | 第10集に対応する遺物編。川合地区には奈良時代後半~平安時代前期を主とする宮下・川合・内荒遺跡がある。多量の灰釉陶器,墨書土器、「造大神印」と陽鋳された銅印等が出土し、安倍郡衙に比定できる可能性が大きい。律令期における重要資料。 | 閲覧へ |
17 | 原川遺跡Ⅰ (はらかわ) 昭和62年度袋井バイパス(掛川地区)埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 95頁 図版 21頁 |
掛川市 | 弥生~近世の遺跡。隣接する袋井市坂尻遺跡(遠江佐野郡衙)との関連が指摘できる奈良・平安時代が注目されるが、本書は第1冊として弥生時代を扱う。弥生時代中期初頭の堀立柱建物と土器棺墓、および丸子式土器を発見している。 | 閲覧へ |
18 | 領家遺跡 (りょうけ) 昭和62年度袋井バイパス(掛川地区)埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 46頁 図版 10頁 |
掛川市 | 弥生中期初頭~平安時代の集落跡。出土遺物などから坂尻遺跡・原川遺跡・梅橋北遺跡で確認された大規模集落の一端として位置づけできる。 | 閲覧へ |
19 | 能島遺跡 (本文編) (のうじま) 昭和60~63年度静清バイパス(能島地区)埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文編 136頁 |
清水市 (静岡市) |
弥生時代中期後半の一大墓域であり、周溝墓27基を検出。出土土器は、静岡県中・東部の中期後半の土器群として良好な資料。平安~鎌倉時代では灰釉陶器・土師器が出土。土師器の系譜の多様さは注目される。本書は第15集に対応する本文編 | 閲覧へ |
20 | 大谷川 Ⅳ (遺物・考察編) (おおやがわ) 巴川(大谷川)総合治水対策特定河川事業埋蔵文化財発掘調査報告書(神明原・元宮川遺跡)4 |
A4判 本文編374頁 図版編 67頁 |
静岡市 | 神明川・元宮川遺跡の調査。出土遺物のあり方について検討し、総合的に考察を加えた。 | 本文編 閲覧へ |
図版編 閲覧へ |
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21 | 川合遺跡 (遺構編) (かわい) 図版編 昭和63年度静清バイパス(川合地区)埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 図版編119頁 |
静岡市 | 第25集に対応する図版編 | 閲覧へ |
22 | 原川遺跡Ⅱ (はらかわ) 昭和63年度袋井バイパス(掛川地区)埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 97頁 図版 40頁 |
掛川市 | 弥生~近世の遺跡。第2冊である本書では、古墳時代中・後期の竪穴住居と掘立柱建物群からなる集落跡を報告。土師器・須恵器・埴輪(円筒・形象)・手捏土器・有孔円盤・勾玉・紡錘車などが出土。 | 閲覧へ |
23 | 高尾向山遺跡 (たかおむかいやま) 昭和63年度中東遠地区新設養護学校埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 15頁 |
袋井市 | 古墳時代前期の古墳群と集落跡。古墳(円墳・木棺直葬)2基と住居跡1を発見、古墳から直刀・鉄鏃・管玉・ガラス小玉などが出土。 | 閲覧へ |
24 | 原川遺跡Ⅲ (はらかわ) 平成元年度袋井バイパス(掛川地区)埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 79頁 図版 33頁 |
掛川市 | 弥生時代~近世の遺跡。第3冊となる本書では、奈良・平安時代について報告。西隣の坂尻遺跡(遠江国佐野郡衙跡)および南隣の梅橋北遺跡と共通し、律令期の地方郡衙の関連域と考えられる。建物跡・墨書土器・緑釉陶器・円面硯などが出土。 | 閲覧へ |
25 | 川合遺跡 (遺構編) (かわい) 本文編 平成元年度静清バイパス(川合地区)埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文編263頁 図版 32頁 |
静岡市 | 弥生~古墳時代の水田遺跡。水田の他には弥生中期後半の方形周溝墓群、弥生後期の集落を巡ると推定される土塁跡、古墳時代中期の墳丘墓を発見等。本書は第21集に対応する本文編。 | 閲覧へ |
26 | 原川遺跡 Ⅳ (はらかわ) 平成2年度袋井バイパス(掛川地区)埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文編198頁 図版編105頁 |
掛川市 | 弥生時代~近世の遺跡。第4冊となる本書は、室町時代~幕末を対象とした在郷町の報告。出土陶磁器には肥前、瀬戸、瀬戸美濃、地元産があり、近世陶磁器の流通を考える上で良好な資料である。 | 本文編 閲覧へ |
図版編 閲覧へ |
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27 | 長崎遺跡Ⅰ (遺構編) (ながさき) 昭和62・63・平成元年度静清バイパス(長崎地区)埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文編147頁 図版編104頁 |
清水市 (静岡市) |
弥生時代~古墳時代前期の水田が中心。第1冊である本書は、水田と「水辺の祭り」、古墳時代の地点貝塚を中心とする遺構編である。大量の木製品と、古墳時代の土師器が出土。 | 本文編 閲覧へ |
図版編 閲覧へ |
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28 | 川合遺跡17区 (かわい) 平成2年度静清バイパス(川合地区)埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 37頁 |
静岡市 | 弥生中期~古墳中期の集落、古墳後期の水田、平安時代の官衙関連遺跡等を発見。遺物も大量。内荒遺跡で注目された安倍郡衙に比定される遺構の未調査部分の確認ができた。 | 閲覧へ |
29 | 坂尻遺跡 (さかじり) 平成2年度袋井バイパス(袋井地区)埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文編301頁 図版編 62頁 |
袋井市 | 弥生時代~中世の遺跡。各時代の集落跡と良好な土器群を発見。また、遠江の水稲耕作開始期を考える上で貴重な資料となる水田跡調査を実施。7世紀後半と推測される地震の噴砂跡を確認。 | 本文編 閲覧へ |
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30 | 角江遺跡 (かくえ) 平成2年度二級河川新川住宅宅地関連公共施設整備促進(中小)工事に係わる埋蔵文化財発掘調査報 |
A4判 本文 24頁 図版 8頁 |
浜松市 | 三方原台地最南端の低湿地遺跡。自然流路から弥生時代中期の土器片多数、膝柄鍬の身、大型蛤刃石斧柄等の木製品が出土。プラントオパール分析によって水田耕作の可能性が指摘できる。 | 閲覧へ |
31 | 宮下遺跡 (遺物編) (みやした) 平成2年度静清バイパス(川合地区)埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文116頁 図版 37頁 |
静岡市 | 第9集に対応する遺物編。奈良~鎌倉時代の遺跡。多種多様な遺物が出土しているが、特に「専當」と書かれた墨書土器の出土によって、官衙の意味合いの強い遺跡であったことが伺える。 | 閲覧へ |
32 | 川合遺跡 (遺物編2) (かわい) (石製品・金属製品) 平成3年度静清バイパス(川合 地区)埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 図版編 87頁 本文編246 頁 |
静岡市 | 弥生~古墳時代の水田跡など。掘立柱建物群45棟と周溝群、区画溝群を発見、多量の遺物が出土。本編は石製品・金属製品について報告。玉造りの工程を示す未製品を含む破片、工具類、ガラス玉、臼玉など多種多彩な資料。 | 図版編 閲覧へ |
33 | 川合遺跡 八反田地区Ⅰ (かわい はったんだ) 平成元・2年度県営住宅南沼上団地建替工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文196頁 図版 68頁 |
静岡市 | 川合遺跡北側に位置し、坪界線に相当する大畦畔、微高地上に展開する掘立柱建物28棟、弥生後期~古墳時代初頭の小区画水田跡を発見。多量の遺物中に木簡、木像、絵馬、物差し(目盛り間隔平均1.195cm のものと他1点)を含む。 | 閲覧へ |
34 | 吉岡原遺跡 (よしおかばら) 平成3年度県道掛川山梨線道路改築に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 16頁 図版 7頁 |
掛川市 | 弥生時代後期~古墳時代前期の集落跡。住居跡群の西端にあたり、竪穴住居跡1軒、小穴などを調査した。 | 閲覧へ |
35 | 向畑遺跡・社宮寺遺跡 (むかいばた しゃぐうじ) 平成3年度日坂バイパス埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 34頁 図版 15頁 |
掛川市 | 縄文時代早期~弥生時代後期の集落跡。縄文時代中期の円形竪穴住居跡、弥生時代後期の竪穴住居跡、掘立柱建物跡などを発見、。集落構成を示す貴重な資料が得られた。押型文土器、打製石斧、磨製石斧、石鏃等が出土。 | 閲覧へ |
36 | 川合遺跡 (遺物編2) (かわい) (石製品・金属製品) 平成3年度静清バイパス(川合 地区)埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 図版編 87頁 本文編246 頁 |
静岡市 | 弥生~古墳時代の水田跡など。掘立柱建物群45棟と周溝群、区画溝群を発見、多量の遺物が出土。本編は石製品・金属製品について報告。玉造りの工程を示す未製品を含む破片、工具類、ガラス玉、臼玉など多種多彩な資料。 | 本文編 閲覧へ |
37 | 平尾野添横穴群 (ひらおのぞえ) 平成2・3年度菊川内田住宅造成事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 97頁 図版 39頁 |
菊川市 | 7世紀前半~後半、一部は8世紀前半まで約100年の存続期間を持つ横穴群。遺構、遺物の残存状況は比較的良好であり、17基の横穴から貴重な成果が得られた。200点もの須恵器と鉄製品、装身具(玉 、耳環)が出土。 | 閲覧へ |
38 | 池ヶ谷遺跡 (遺構編Ⅰ) (いけがや) 昭和63年度~平成2年度静清バイパス(池ヶ谷地区)埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文107頁 図版 89頁 |
静岡市 | 弥生後期~近世の水田跡。古墳時代の砂礫層から伐採痕・剥ぎ取り痕のある原木を発見。平安時代の条里型水田、水田跡出土の木簡、約3300点もの昆虫化石、約9000点の木製遺物等がある。 | 閲覧へ |
39 | 長崎遺跡Ⅱ (遺構編) (ながさき) 昭和62・63 平成元年度静清バイパス(長崎地区)埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文編257頁 図版編171頁 |
清水市 (静岡市) |
弥生時代~古墳時代の水田が中心。本書は長崎遺跡Ⅰ(第27集)に続く遺構編。中世の河道からは多数の遺物と共に手厚く供養されたと思われる馬埋葬が4箇所で検出された。水田形成以前の層位からミニチュアの木製舟などが出土。 | 本文編 閲覧へ |
図版編 閲覧へ |
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40 | 瀬名遺跡Ⅰ (遺構編Ⅰ) (せな) 昭和61・62・63・平成元・平成2年度静清バイパス(瀬名地区)埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文編448頁 図版編242頁 遺構図版83頁 |
静岡市 | 弥生時代~近世の水田跡など。弥生中期の方形周溝墓群も発見。水田農耕の開始時期の検討及び各時代におよぶ水田研究の一役を担うと思われ、低湿地の調査方法・水田遺構の検出の実際を知る上でも注目に値する。本書は遺構編Ⅰ。 | 本文編 閲覧へ |
図版編 閲覧へ |
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遺構図版編 閲覧へ |
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41 | 川合遺跡 (遺物編1)土器・土製品 (かわい) 平成7年度静清バイパス(川合地区)埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 図版編109頁 |
静岡市 | 弥生~古墳時代の水田跡が主体。掘立柱建物、集落の周縁に巡らされた土塁、平地式住居跡、墳丘墓なども検出。拠点集落として位置づけられる。本書では、多量な遺物のうち弥生中期~古墳中期の土器群について報告。 | 閲覧へ |
42 | 川合遺跡18区 (かわい) 平成3年度静清バイパス(川合地区)埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 30頁 図版 6頁 |
静岡市 | 静清バイパスの設計変更による緊急調査。弥生時代中期~古墳時代中期にかけて川合遺跡に連続する溝・杭・柱穴跡を検出。遺跡中心部の一端がうかがわれる。偏平片刃石斧、大型蛤刃石斧、土錘等が出土。 | 閲覧へ |
43 | 瀬名遺跡Ⅱ (遺構編Ⅱ) (せな) 昭和61・62・63・平成元・2年度静清バイパス(瀬名地区)埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文143頁 |
静岡市 | 弥生時代~近世までの水田跡の遺跡である。初期農耕段階の水田、条里制地割を示す水田区画を確認した。多数の木製農具が出土。本書は遺構編Ⅱ. | 閲覧へ |
44 | 御殿川流域遺跡群 Ⅰ (ごてんがわ) 平成2・3 年度一級河川御殿川小規模河川改修工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文205頁 図版 72頁 |
三島市 | 御殿川流域及び河川敷が調査区にあたり、弥生時代~現代までの膨大な遺物が出土。漆器、曲物、食膳具、下駄、櫛。銭貨、農具、祭祀具等木製品の残存状態が良い。人々の生活を知る貴重な手掛りとなる。微高地からは集落跡も検出。 | 閲覧へ |
45 | 新堀遺跡 (にいぼり) 静岡県住宅供給公社新堀団地造成に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文178頁 図版 56頁 |
浅羽町 (袋井市) |
古墳~鎌倉時代。文献と平城京木簡でしかわからなかった山名郡が、「山名厨」と墨書された須恵器杯の出土で確認された。遠江の地理的環境、歴史性から古代の官道たる東海道と河川を利用した水上交通の役割を考える重要な資料と思われる。 | 閲覧へ |
46 | 池ケ谷遺跡Ⅱ (自然科学編) (いけがや) 昭和63年度~平成2年度静清バイパス(池ケ谷地区)埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文296頁 |
静岡市 | 弥生時代~近代の水田遺構。特に平安時代の条里型水田は静清平野で初めての検出例である。水田遺構を中心とした遺跡であるという性格上、各種自然科学分析を実施して、その成果を本書にまとめた。本書は自然科学編。 | 閲覧へ |
47 | 瀬名遺跡Ⅲ (遺物編Ⅰ) (せな) 静清バイパス(瀬名地区)埋蔵文化財調査報告書 |
A4判 本文編295頁 図版編299頁 |
静岡市 | 弥生時代~近・現代の水田跡。古代の条里制区画を持つ水田、弥生から古墳時代の大規模な水利灌漑施設を伴う水田を検出。2万点を越す木製品が出土、中でも木製農具が多数。本書は遺物編Ⅰ。 | 本文編 閲覧へ |
図版編 閲覧へ |
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48 | 川合遺跡 (遺物編3)木製品図版編 (かわい) 平成7年度静清バイパス(川合地区)埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文編 79頁 図版編150頁 |
静岡市 | 本書(第3冊)では、木製品の資料を収録。旧河道から刀形、船形などの祭祀具、農具、容器類など大量の木製品が出土。 | 閲覧へ |
49 | 長崎遺跡Ⅲ (遺構編) (ながさき) 平成4年度静清バイパス(長崎地区)埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 91頁 図版 40頁 |
清水市 (静岡市) |
縄文時代の河道跡、弥生・古墳時代の水田跡、奈良・平安時代の集落跡。平安時代の小鍛冶炉跡は、静清平野初の検出例であり、出土した鉄滓の分析から、廃鉄器の再生鍛冶炉と考えられる。 | 閲覧へ |
50 | 御殿川流域遺跡群Ⅱ (ごてんがわ) 平成2・3年度一級河川御殿川小規模河川改修工事伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文285頁 図版 86頁 |
三島市 | 御殿川流域の3遺跡(御殿川流域遺跡群と総称)。菊川式土器、漆器約400点、下駄約111点等が出土。本書は第44集に続くⅡであり、当研究所が行ってきた低湿地遺跡の調査方法の研究を基礎に成果を掲載。 | 閲覧へ |
51 | 祝田遺跡 (ほうだ) 平成4年度二級河川都田川住宅宅地関連公共施設設備促進事業工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文154頁 図版 59頁 |
細江町 (浜松市) |
弥生時代の環濠、方形周溝墓、中世の柱穴列、井戸などを検出。奈良時代の風字硯や緑釉陶器、瓦などの出土もあり、それらに中世の祝田御厨へのつながりが想像できる。 | 閲覧へ |
52 | 椿野遺跡 (つばきの) 平成4年度二級河川都田川住宅宅地関連公共施設促進工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 97頁 図版 29頁 |
浜松市 | 弥生時代~中世にかけての大集落跡。竪穴住居跡・掘立柱建物跡が環濠によって区画され、連接して方形周溝墓が構築。多量の弥生土器と銅鏃の出土から、都田川流域の弥生文化を理解する上での重要性が認識される。 | 閲覧へ |
53 | 箕輪遺跡 (みのわ) 平成4年度静岡県立浜松技能開発専門校埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文462頁 図版 73頁 |
浜松市 | 弥生時代中期~古墳時代後期の水田跡、奈良・平安時代に続く旧河道・溝状遺構群が中心。頻繁な河川氾濫に対応したと思われる大型水田畦畔を検出。8面の水田遺構の変遷過程について、洪水流の規模、方向性の側面からの分析を試みた。 | 閲覧へ |
54 | 矢崎遺跡 (やざき) 平成5年度大津谷川単年災害復旧に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 16頁 図版 6頁 |
島田市 | 古代末から中世。第4遺構面で確認された水田跡の畦畔は杭列を伴い、第3遺構面の畦畔のうち1条は、第4面の畦畔を踏襲して造られている。大津谷川流域における中世の水田経営の一端がうかがえる。 | 閲覧へ |
55 | 焼場遺跡A地点 (やきば) 平成4・5年度東駿河湾環状道路建設に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文206頁 図版 39頁 |
三島市 | 箱根西麓の後期旧石器~縄文時代。約27,000年前の土坑を2基検出。縄文早期?前期の関東・東海地方の特色のある土器が豊富に出土。両地域の比較、編年を考えるうえで貴重な資料となる。「平安・鎌倉古道」検出。 | 閲覧へ |
56 | 牛岡遺跡Ⅰ・頭地遺跡 (うしおか・かしらじ) 平成6年度日坂バイパス埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文134頁 図版 43頁 |
掛川市 | 弥生時代~中・近世。牛岡遺跡は奈良~近世の堀立柱建物を中心とする集落跡、頭地遺跡では奈良時代の須恵器を中心とする豊富な土器資料が得られた。中・近世の広範囲な調査は集落研究上貴重な資料となる。 | 閲覧へ |
57 | 牛岡遺跡Ⅱ (うしおか) 平成6年度日坂バイパス埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 76頁 図版 51頁 |
掛川市 | 縄文時代~近世。第56集に続く本書では、下層の縄文時代の遺物を報告。縄文中期後半を主とした土器は保存状態が良好であり、当地域の縄文時代の様相を知る貴重な手がかりになる。 | 閲覧へ |
58 | 上反方遺跡 (かみたんぼ) 平成5・6年度伊久美元島田線県道拡幅工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 46頁 図版 12頁 |
島田市 | 中世~近世の水田跡。稲科の植物株痕跡を足跡と共に多数発見。考古学的分野だけでなく、農業史、民俗学的分野においても貴重な資料。第54集矢崎遺跡と併せて、この地域における中世以降の土地利用の解明に役立つと思われる。 | 閲覧へ |
59 | 長崎遺跡 Ⅳ (遺物・考察編) (ながさき) 昭和62年度~平成元年・4年度静清バイパス(長崎地区)埋蔵文化財発掘調査報告 |
A4判 本文182頁 図版 56頁 |
清水市 (静岡市) |
弥生時代~古墳時代前期の集落・水田と奈良・平安時代の集落が中心。本書は4冊目の報告であり、土器・石製品・金属製品・骨製品と自然科学的分析、考察を中心に掲載。 | 閲覧へ |
60 | 岳美遺跡Ⅰ (遺構編) (たけみ) 平成4・5年度静清バイパス(岳美地区)埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 59頁 図版 36頁 |
静岡市 | 平安時代の水田遺構が中心。池ヶ谷、川合地区、瀬名、清水市長崎の各遺跡に続いて広域条里区画を確認。 静岡~清水へ貫通する古代東海道を基準として設定されたと見られる南北方向の大畦畔を検出。 | 閲覧へ |
61 | 瀬名遺跡 Ⅳ (自然科学編) (せな) 静清バイパス(瀬名地区)埋蔵文化財調査報告書4 |
A4判 本文237頁 |
静岡市 | 瀬名遺跡Ⅰ・Ⅱ・Ⅲに続く自然科学編。調査中に得られた分析データの検討は、植生や水域環境など古環境の復元や変遷を知る上で非常に有効であり、関連遺跡の調査資料を合わせた総合的な解釈を目指して作成。 | 閲覧へ |
62 | 池ヶ谷遺跡Ⅲ (遺物編) (いけがや) 昭和63年度~平成2年度静清バイパス(池ヶ谷地区)埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文210頁 図版 82頁 |
静岡市 | 平安、弥生後期~古墳時代の水田跡を確認。畦畔、水路から約9000点に及ぶ木製品が出土。時期特定可能な資料として報告の中心となった。特に平安時代条里型水田から出土したほぼ完形に復元される枠型大足は、全国的にも報告例が少ない。 | 閲覧へ |
63 | 川合遺跡 八反田地区 Ⅱ (かわい) 平成3・4年度県営住宅南沼上団地建替工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文編419頁 図版編190頁 |
静岡市 | 縄文晩期末~現代。川合遺跡集落域の外縁にあたり、条里制水田、56棟もの掘立柱建物群を検出。物差、昆虫化石を検出した井戸等、遺跡内の諸要素を分析。 | 本文編 閲覧へ |
図版編 閲覧へ |
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64 | 下原遺跡Ⅰ (しもはら) 平成5・6年度東駿河湾環状道路工事に伴う埋蔵文化財調査報告書 |
A4判 本文197頁 図版 28頁 |
三島市 | 箱根西麓の尾根に立地する集落跡。後期旧石器時代初めの土坑7基、東日本において最古の例と見られる縄文時代草創期の逆茂木付きの陥し穴を検出。出土した黒曜石からは6箇所の原産地が明らかとなった。 | 閲覧へ |
65 | 遠江国分寺跡の調査 (とおとうみ) 平成6年度県立磐田南高等学校埋蔵文化財調査 |
A4判 本文127頁 図版 31頁 |
磐田市 | 特別史跡「遠江国分寺」は、軒瓦の年代比定により国分寺詔(741年)が出された頃の造営と思われる。当時としては最新の東大寺式伽藍配置を有し、その伽藍地は100間四方と推定される。今回の調査では伽藍地西端を確認。 | 閲覧へ |
66 | 石成遺跡 (いしなり) 平成5年度大津谷川改修工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 87頁 図版 29頁 |
島田市 | 大津谷川流域の集落跡。区画溝を伴う屋敷地跡、地元産の陶器、中国陶磁器等から伊勢神宮の荘園である大津御厨との関連を示唆するものと思われ、中世荘園の姿を考える上で重要な手掛かりとなる。 | 閲覧へ |
67 | 御殿川流域遺跡群Ⅲ (ごてんがわ) 平成6年度一級河川御殿川小規模河川改修工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 鶴喰前田遺跡 (つるはみまえだ) |
A4判 本文175頁 図版 63頁 |
三島市 | 弥生~近世。河川の水流を制御するための「杭出し」の解明。多種多量の弥生土器や木製品が出土、「パレススタイル」といわれた赤色塗彩の壷や弥生中期の細頚壷を含む。他に唐傘の柄、神楽面などが出土。 | 閲覧へ |
68 | 曲金北遺跡 (遺構編) (まがりかねきた) 平成6年度東静岡都市拠点総合整備事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文207頁 図版 99頁 |
静岡市 | 弥生後期~平安時代後半。古墳時代中期の小区画水田のほか、奈良~平安時代に使われた古代東海道駅路と考えられる道路遺構を発見。全国的に注目を集めた。側構から出土した「常陸國鹿嶋郡」の木簡、多量の木製品など貴重な遺物も出土した。 | 閲覧へ |
69 | 角江遺跡Ⅱ (遺構編) (かくえ) 平成3~7年度二級河川新川住宅宅地関連公共施設整備促進(中小)工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文155頁 図版 71頁 |
浜松市 | 弥生時代中期~後期。東海地域における弥生時代の東西文化の接点を示す主要遺跡。中期の方形周溝墓、土器棺を伴う墓域、浜松市中心部に至る現雄踏街道と平行して設定されたと見られる道路遺構が特筆される。 | 閲覧へ |
角江遺跡Ⅱ (遺物編1) 土器・土製品 |
A4判 本文 62頁 図版 74頁 別冊図版114頁 |
浜松市 | 土器・土製品の成果を報告。「シカ」の線刻が施された絵画土器、県内初例である銅鐸型土製品、東日本的性格を示す人面付壷形土器等弥生時代の文化圏及び交流を探す貴重な資料である。 | 閲覧へ | |
別冊図版 閲覧へ |
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角江遺跡Ⅱ (遺物編2) 木製品 |
A4判 本文209頁 図版 90頁 |
浜松市 | 木製品に関しては、弥生時代の農耕文化を象徴する木製農具、臼、竪杵、船型木製品などが出土。多量な鍬、鋤の未製品資料から、盛んな農耕具の生産活動が立証できる。また、4突起の板作り琴と8突起の槽作り琴が話題となった。 | 閲覧へ | |
角江遺跡Ⅱ (遺物編3) 石器・金属製品他 |
A4判 本文 96頁 図版 25頁 |
浜松市 | 拠点集落であったことを推定させる成果。県内初例であり最東端の出土となる石製の銅鐸の舌、打製・磨製の石斧、石鏃、石剣及び銅鏃など、種類・量とも豊富である。 | 閲覧へ | |
70 | 小鹿杉本堀合坪遺跡 (おしかすぎもとほりあいつぼ) 平成6年度静岡県立大学短期大学部静岡校(仮称)建設に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 68頁 図版 15頁 |
静岡市 | 奈良~平安時代。静岡平野北部で広く行われた埋没条里遺構の検出は、本遺跡のある南部では少ない。検出した疑似畦畔は、近接する曲金遺跡の古代東海道の発見とともに、解明への期待がもてる資料となる。 | 閲覧へ |
71 | 加茂ノ洞B遺跡 (かものほら) 平成6年度東駿河湾環状道路建設工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文130頁 図版 28頁 |
三島市 | 後期旧石器~縄文時代。約27,000年前のものと考えられる17基の土坑は、規則性をもちながら二列並行して配置されている。当時の集団の何らかの意図の存在がうかがえる。 | 閲覧へ |
72 | 下原遺跡Ⅱ (しもはら) 平成6年度東駿河湾環状道路工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文202頁 図版 4頁 |
三島市 | 本書は第2冊であり、3区の旧石器・縄文時代を中心とした報告。検出した7基の土坑、縄文草創期の陥し穴について全国の検出例からアプローチした考察、土坑覆土の自然科学分析、黒曜石の原産地分析法についての論考を掲載。 | 閲覧へ |
73 | 焼場遺跡B地点・五百司遺跡 (やきば・ごひゃくし) 平成5・6・7年度東駿河湾環状道路建設工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文151頁 図版 20頁 |
三島市 | 箱根西麓。縄文早期~前期と中世。第55集焼場遺跡A地点に続く報告。A地点でも発見された道路状遺構は側溝を伴い計画的に敷設されたもので、鎌倉古道の推定ルートとも一致。千数百点に及ぶ石器・土器は縄文時代の生活の痕跡をとどめる。 | 閲覧へ |
74 | 北神馬土手遺跡他Ⅰ (遺構編) (きたじんめどて) 平成5.6年度東部運転免許センター建設に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文編336頁 図版編153頁 |
沼津市 | 愛鷹山南麓。旧石器時代~古墳時代初頭。弥生時代末~古墳時代初頭の大集落が展開。竪穴住居跡301軒、掘立柱建物跡54棟、方形周溝墓3基、炭化材の残存した住居跡、畑状遺構などを検出。 | 本文編 閲覧へ |
図版編 閲覧へ |
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75 | 岳美遺跡Ⅱ (遺物編) (たけみ) 平成4・5年度静清バイパス(岳美地区)埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文186頁 図版 70頁 |
静岡市 | 古代条里型水田遺構が中心。弥生中期~近世に至る水田遺構を発見、翼状木製品や残存良好な馬鍬等の農具を中心に、大量の木製品が出土。条里型水田の施工から廃絶までの年代を考える上で重要な資料。 | 閲覧へ |
76 | 池ヶ谷遺跡 Ⅳ (いけがや) 平成5年度静清バイパス(池ヶ谷地区)埋蔵文化財発掘調査報告書(第Ⅱ期調査) |
A4判 本文140頁 図版 18頁 |
静岡市 | 低湿地遺跡。弥生時代後期~古墳時代初頭の水田畦畔からは1800点の木製品が出土。長大な田下駄、多数の建材が含まれ、静岡平野における水田稲作農耕文化を解明する資料。 | 閲覧へ |
77 | 上土遺跡(立石地区)Ⅰ (遺構編) (あげつち) 平成4・5年度静清バイパス(上土遺跡立石地区)埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文372頁 図版114頁 |
静岡市 | 古代~近世の水田跡が4時期にわたり重複。水田が経営された時期の乾湿状態や、開発・復旧といった災害や資源環境の状態に対応した開発の変遷が、耕作土や畦畔の断面観察や区画の検出状況から確認できる。 | 閲覧へ |
78 | 上土遺跡(立石地区)Ⅱ (遺物編) (あげつち) 平成4・5年度静清バイパス(上土遺跡立石地区)埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文321頁 図版 50頁 |
静岡市 | 弥生~古墳時代前期の水田の大畦畔から出土した杭・護岸矢板は、棟持柱材の転用と判明。律令期の水田からは、日本最古の出土例である枠型田下駄が出土。中世の水田畦畔からは、垂直または斜めに刺された状態で箸状木製品が多数出土。 | 閲覧へ |
79 | 瀬名遺跡Ⅴ (遺物編Ⅱ) (せな) 静清バイパス(瀬名地区)埋蔵文化財調査報告書5 |
A4判 本文編 64頁 実測図版117頁 図版編 99頁 |
静岡市 | 瀬名遺跡Ⅲ(遺物編Ⅰ)に続き、木製品、文字資料、自然遺物について報告。弥生後期~古墳時代の水田から出土した木質遺物は、当時の生産・生活様式を知ることが出来る良好な資料。また、建築物や建築技術解明への貢献が期待できる資料もある。 | 本文編 閲覧へ |
図版編 閲覧へ |
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80 | 水井遺跡・清水遺跡 (みずい・しみず) 平成7年度日坂バイパス建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文266頁 図版 92頁 |
掛川市 | 東海道の宿場として名を留める日坂宿の一部と近世の火葬場跡。近世の建物跡の構造と規模に注目し、居住民の階層差などについて考察。遺構、遺物を通じた日坂宿の復元を視野に入れた報告。 | 閲覧へ |
81 | 保録ヶ谷遺跡 (ほろがや) 平成7年度日本坂トンネル改修工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 45頁 図版 16頁 |
焼津市 | 志太平野東端の中世~近世の耕作域を検出し、当時の積極的な水田開発、畑の開墾の様子、居住地等を知る事が出来た。灰釉陶器、下駄、櫛、鋏、硯などが出土。 | 閲覧へ |
82 | 川田・藤蔵渕遺跡 (かわだ・とうぞうぶち) 二級河川宇刈川住宅宅地関連公共施設整備促進(小規模)事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文173頁 図版 48頁 |
袋井市 | 平安時代の墨書土器、馬型土製品とともに、県内4例目の銅印が出土。古墳時代~中世の各時代における土器資料、条里型水田の確認、多数の中世墓の検出など、多様な成果がある。 | 閲覧へ |
83 | 川合遺跡 (遺物編1)土器・土製品 (かわい) 平成7年度静清バイパス(川合地区)埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文編231頁 |
静岡市 | 弥生~古墳時代の水田跡が主体。掘立柱建物、集落の周縁に巡らされた土塁、平地式住居跡、墳丘墓なども検出。拠点集落として位置づけられる。本書では、多量な遺物のうち弥生中期~古墳中期の土器群について報告。 | 閲覧へ |
84 | 川合遺跡 (遺物編3)木製品 (かわい) 平成7年度静清バイパス(川合地区)埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文編 79頁 図版編150頁 |
静岡市 | 本書(第3冊)では、木製品の資料を収録。旧河道から刀形、船形などの祭祀具、農具、容器類など大量の木製品が出土。 | 閲覧へ |
85 | 丸山古窯跡 (まるやまこようあと) 平成7年度県道住吉・金谷線拡幅工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 37頁 図版 12頁 |
島田市 | 平安時代末と思われる山茶碗焼成窯1基、近世の炭窯1基。県内屈指の大規模古窯跡群である旗指古窯跡群の系譜に連なり、山茶碗の編年でも比較的古い段階に位置する。この地域は”質侶荘”の成立する地域にあたる。 | 閲覧へ |
86 | 東原ノ坪遺跡 (ひがしはらのつぼ) 平成7年度静岡県立大学教職員住宅建設に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 38頁 図版 8頁 |
静岡市 | 静清地区の丘陵地。弥生時代~古墳時代前期の集落跡。土層の堆積年代に関する資料を得るため、自然科学的分析を実施。有度丘陵上での火山灰分析は、遺構の構築年代、遺物包含層の堆積年代に関して有効な資料となる。 | 閲覧へ |
87 | 八田原遺跡 (やつたはら) 平成7年度東駿河湾環状道路工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文137頁 図版 26頁 |
三島市 | 箱根西麓の後期旧石器時代~縄文時代前期を中心とする遺跡。旧石器時代の土坑7基を検出。縄文時代の包含層である富士黒土層からは、鍬型鏃130点がまとまって出土した。研磨痕が観察できるものもある。 | 閲覧へ |
88 | 中峯遺跡 (なかみよ) 平成8年度農免見高稲取線Ⅱ期地区建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 90頁 図版 37頁 |
東伊豆町 | 伊豆半島東岸の縄文時代早期~中期の集落跡。有尾式・北白川下層式などを含む土器群、石鏃製作に由来する多量の黒曜石の剥片が出土。当時の生業の様相と東日本・西日本との地域交流の復元を可能とする資料が得られた。 | 閲覧へ |
89 | 北神馬土手遺跡 他Ⅱ (遺物編) (きたじんめどて) 平成5・6年度東部運転免許センター建設に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文242頁 図版 50頁 |
沼津市 | 第74集(遺構編)に続く遺物編。多数のナイフ形石器、50基におよぶ陥し穴付近から出土した84点もの石鏃などの石器、方形周溝墓の主体部から出土したガラス製勾玉と32点のガラス小玉、周溝などからは多数の土器と土製勾玉等の祭祀性の強い遺物が出土。 | 閲覧へ |
90 | 韮山城跡・韮山城内遺跡 (にらやまじょうあと・にらやまじょうない) 平成7年度県立韮山高等学校プール改修工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文235頁 図版 67頁 |
韮山町 (伊豆の国市) |
寛政5年の韮山城絵図にも記されていない、城郭の一部とみられる石積みや東西に伸びる杭列を検出。文献資料の調査と併せて、造成時期について論究。下層からは弥生後期?古墳時代の集落跡が良好に遺存。 | 閲覧へ |
91 | 大見城跡 (おおみじょうあと) (主)伊東西伊豆線県道道路改築工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 78頁 図版 29頁 |
中伊豆町 (伊豆市) |
鎌倉期における大見家政、叉は大見成家の築城。伊東と修善寺を結ぶ交通路を見下ろす。この地域に数多く城館が分布することから、伊豆半島における関東の堅固な防衛線を見ることができる。中近世の土坑、柱穴、縄文時代の土器、石鏃等が出土。 | 閲覧へ |
92 | 曲金北遺跡 (遺物・考察編) (まがりかねきた) 平成6年度東静岡都市拠点総合整備事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文269頁 図版 79頁 |
静岡市 | 古代東海道駅路の発見で注目される遺跡。遺構編は第68集。古代東海道の側溝から8世紀初頭の土器が出土、茨城県新治窯産の土器も確認。「常陸国」の木簡とともに人と物の移動を考える上で貴重な事例。土壌分析からは多様な水田耕作の課題を提示。 | 閲覧へ |
93 | 道下遺跡 (みちした) 平成8年度狩野川西部流域下水道事業夏梅木ポンプ場建設工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 38頁 図版 13頁 |
三島市 | 古代伊豆国にある瓦専用窯の調査。石を組んで窯全体を築く(半地下式有階無段石組登窯 )という特殊な構造。画期的な構造により地域の歴史への関心を喚起するものとなる。 | 閲覧へ |
94 | 山の神遺跡 (やまのかみ) 平成7年度県警浜松官舎建設工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文124頁 図版 33頁 |
浜松市 | 弥生時代~中世に至る大集落跡。集落の北西部の縁辺部の調査から弥生後期の環壕、古墳時代の旧河道や奈良時代の溝状遺構、方形周溝墓を確認。周辺遺跡の状況をふまえ総合的な検討が必要とされる。 | 閲覧へ |
95 | 小笠山総合運動公園内遺跡群 (おがさやま) 平成6・7・8年度小笠山総合運動公園建設に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 95頁 図版 49頁 |
掛川市 ・ 袋井市 |
小笠山丘陵にある4遺跡の調査。弥生時代と古墳時代が中心。居村遺跡からは丘陵上の集落跡。若作古墳群・上石野古墳群からは木棺直葬の円墳からなる群集墳。居村古墳群では円礫積みの横穴式石室を主体部とする群集墳などを検出。 | 閲覧へ |
96 | 中峯遺跡 (なかみね) 平成9年度東駿河湾環状道路建設工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 22頁 図版 3頁 |
三島市 | 箱根山西麓の旧石器~縄文時代の遺跡。周辺には縄文時代を中心とした遺跡が多く、辺り一帯は縄文時代人の生活圏の一つとなっていたと思われる。石鏃・楔形石器・石皿などが集中して出土。 | 閲覧へ |
97 | 長平衛平遺跡 (ちょうべえだいら) 平成9年度東駿河湾環状道路建設工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 34頁 図版 7頁 |
三島市 | 箱根西麓。隣接する小池遺跡と同じくキャンプサイト的に使用されたと考えられる遺跡。遺跡の外縁部にあたり、放棄された遺物が斜面地に堆積。縄文中期の土器が多く、その他に石鏃を中心に黒曜石片など70点余出土。 | 閲覧へ |
98 | 大平遺跡 (おおだいら) 平成7・8年度東駿河湾環状道路建設工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文168頁 図版 38頁 |
長泉町 | 河岸段丘上に展開する中世~近世にかけての一大墓地群を調査。集石墓を中心とする中世墓27基、火葬施設と思われる遺構などを検出。六道銭として副葬された永楽通宝から、15~16世紀初頭と考えられる。他に江戸時代の石敷き遺構など。 | 閲覧へ |
99 | 上ノ池遺跡 (かみのいけ) 平成9年度東駿河湾環状道路建設工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文199頁 図版 41頁 |
三島市 | 箱根西麓の後期旧石器時代後半~縄文時代の遺跡。愛鷹・箱根ローム層の各黒色帯から石器ブロック 、礫群、配石と共にナイフ型石器・角錘状石器・掻器等を検出。当該期の典型的な遺跡として、関連遺跡と併せた総合的な考察を行えるよう配慮して報告。 | 閲覧へ |
100 | 徳倉B遺跡 (とくら) 平成9年度東駿河湾環状道路建設工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文142頁 図版 31頁 |
三島市 | 箱根山西麓の緩やかな北斜面に立地。縄文時代が中心。特に土器については撚糸文系・押型文系・条痕文系・竹管文系・勝坂式期土器の良好な資料が出土。石器では石鏃・石斧が100点以上出土。 | 閲覧へ |
101 | 桧林A遺跡 (ひのきばやし) 平成8・9年度東駿河湾環状道路埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文184頁 図版 31頁 |
三島市 | 箱根山西麓から愛鷹山南麓は県内有数の旧石器~縄文時代の埋蔵文化財含蔵地にあたり、本遺跡でも長い間の先人の営みが明らかになった。当時の環境について、黒ボク土層の分析から土壌の生成環境を比較検討した。中世?近世・近代の遺物も多数出土。 | 閲覧へ |
102 | 川合遺跡志保田地区 (かわい・しほだ) 県立静岡東高等学校体育館改築に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文146頁 図版 55頁 |
静岡市 | 弥生時代~近世の計7面を調査。奈良時代の遺構面からは、祭祀に関連するとみられる土器の集中箇所を確認。墨書土器、木簡等の文字資料、帯金具、絵馬等の注目すべき遺物が多数出土。 | 閲覧へ |
103 | 平田前田遺跡 (ひらたまえだ) 平成8年度一級河川境川治水特別対策工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 66頁 図版 13頁 |
三島市 | 境川流域の弥生~近世・近代の遺跡。古墳時代初頭の遺物が出土したU字形の断面を持つ溝状遺構は、環濠の可能性をもつものである。また、調査区域内で戦後50年たった防空壕を検出。 | 閲覧へ |
104 | 御殿川流域遺跡群 Ⅳ (ごてんがわ) 一級河川御殿川河川改修工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 鶴喰広田・中手乱遺跡 (つるはみひろた・なかてみだれ) |
A4判 本文128頁 図版 66頁 |
三島市 | 御殿川河岸跡の遺跡。弥生中期~近世の遺物が出土。古墳時代前期の無茎銅鏃もある。弥生中期前葉の壷の中からは、県内初の発見となるシカの角を加工した「鹿角製短剣」が出土。縄文時代に系譜が求められる短剣としては、新しい一群と考えられる。 | 閲覧へ |
105 | 小池遺跡 (こいけ) 平成9年度東駿河湾環状道路工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 80頁 図版 17頁 |
三島市 | 箱根山西麓の尾根に位置する縄文時代の集落跡。中期の住居跡を4軒検出。遺物や炉の使用状況より、キャンプサイト的なものであったと考えられる。縄文早期後半の貝殻条痕文系の土器は、数において遺跡を代表するものである。 | 閲覧へ |
106 | 下原遺跡Ⅲ (しもはら) 平成9年度東駿河湾環状道路建設工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 83頁 図版 13頁 |
三島市 | 第64集下原遺跡Ⅰの区域に隣接する調査。後期旧石器時代の石器群を検出、尖頭器やナイフ 型石器等が出土。黒曜石以外の石材の個体別分類の結果、同一地点で複数の石材剥片等が混在する石器群を確認。本遺跡内で石材加工が行われた可能性を示す資料。 | 閲覧へ |
107 | 静清バイパス総括編 (せいしん) 昭和59年~平成5年度静清バイパス埋蔵文化財発掘調査報告書 (集成図)(補遺)(一覧表) |
A4判 集成図361頁 補遺 229頁 一覧表395頁 CD-ROM |
清水市 (静岡市) ・ 静岡市 |
静清平野北部を横断する9遺跡の調査の総括編。拠点地域と想定できる川合地区では弥生時代の水田、集落、墓域そして官衙跡と考えられる遺構群を確認。低湿地の一大調査により膨大な木製品・農具・工具・祭祀具など貴重な資料が得られた。3分冊。 | 集成図 閲覧へ |
補遺 閲覧へ |
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一覧表 閲覧へ |
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108 | 高見丘Ⅲ・Ⅳ遺跡 (たかみがおか) 平成6~9年度磐田原パーキングエリア移設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文439頁 図版 35頁 |
豊田町 (磐田市) |
磐田原台地の2万5千㎡に及ぶ調査によって、旧石器時代の百数十基の礫群、30ヶ所を超える石器ブロック、10基の土坑を検出。炭化物の集中域も10ヶ所以上検出、当時の火処の推定や遺跡の年代測定の重要な資料となった。 | 閲覧へ |
109 | 元島遺跡Ⅰ (遺構編) (もとじま) 平成6・7・8・9年度太田川住宅宅地基盤特定治水施設等に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文編346頁 図版編119頁 附図 |
福田町 (磐田市) |
弥生時代~中世。室町~戦国時代の中世集落の全容が明らかとなった。クリーク状の水路で囲まれた集落から、全国初の出土となる15世紀代の木製碇や構造船が出土。古墳時代中期の墳墓群では、粘土で作られた船形の棺を検出。全国的にも希少なものである。 | 本文編 閲覧へ |
図版編 閲覧へ |
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附図 閲覧へ |
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110 | 掛之上遺跡 (かけのうえ) 二級河川原野谷川社会環境基盤重点河川事業(地方特定)工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 27頁 図版 10頁 |
袋井市 | 弥生~古墳時代。周辺遺跡では方形周溝墓、掘立柱建物跡などが検出されている。今回の調査では、弥生時代の土坑13基、古墳時代の172 のピットを検出。遺物は5世紀に遡る須恵器がわずかに出土。 | 閲覧へ |
111 | 押出シ遺跡 (遺構編) (おんだし) 平成8・9年度東駿河湾環状道路建設埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文126頁 図版 23頁 |
三島市 | 箱根西麓にある縄文時代中期の中規模集落跡。住居跡35軒、土坑7基などを発見。幾度も建て替えられた住居跡もある。谷部からは勝坂式、曽利式、加曽利E式を中心とする多くの土器が出土。永きに亘り人々が生活を営んだ場であった事を窺わせる。 | 閲覧へ |
112 | 町田遺跡 (ちょうだ) 平成10年度二級河川新川住宅宅地基盤特定治水等整備(広基都市)事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 16頁 図版 6頁 |
浜松市 | 縄文時代後期~近世の遺跡。縄文層から櫂状木製品が出土。隣接する角江遺跡の出土品と形状と時期が一致。縄文期における木製品出土は県内でも少ない。中・近世の水田跡も確認。 | 閲覧へ |
113 | 水掛渡古墳群C群(静岡空港C地点) (みずかけどこふん) 平成9年度静岡空港県単独整備事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 44頁 図版 25頁 |
島田市 | 牧ノ原台地東端上の標高140mにある古墳群。古墳時代後期の円墳3基を調査。横穴式石室を埋葬施設とし、須恵器・玉類・刀子・鉄鏃・刀装具等が出土。当時の社会構造や装制の一部を知る手ががりになる。 | 閲覧へ |
114 | 生茨沢遺跡 (はいばらざわ) 平成10年度東駿河湾環状道路建設工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 47頁 図版 6頁 |
三島市 | 後期旧石器時代初頭と考えられる直径8m程の円型の石器ブロックを検出。この地域最古の石器群であり、発達したスクレイパー類が出土。古墳時代後期の横穴式石室墳があり、大刀・刀子・鉄製品の副葬品が出土。 | 閲覧へ |
115 | 瀬名川遺跡 (せながわ) 平成9・10 年度中吉田瀬名線重点街路整備事業(地方特定)工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文114頁 図版 32頁 |
静岡市 | 弥生~中世。弥生中期後半の集落跡からは大型掘立柱建物跡と柱穴、水田跡からは大畦畔と大量の建築廃材を使った杭列、矢板列を検出。静清平野北部で大規模な平野開発が展開していく様子を示すものである。多量の遺物と共に呪符木簡も出土。 | 閲覧へ |
116 | 元島遺跡Ⅰ (遺物考察編1、2) (もとじま) 平成6・7・8・9・10年度太田川住宅宅地基盤特定治水施設等に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 -中世- -古墳時代- |
A4判 本文503頁 図版 68頁 本文 95頁 図版 43頁 |
福田町 (磐田市) |
太田川に隣接するために木製品等が良好な状態で出土。木製碇・構造船の部材の出土は、鎌倉時代の生活を描く「一遍上人絵伝」の中にある船と碇が非常に写実的であったこと、元島集落が海運と水系を利用した物資集散地であったことを裏付ける。 | 考察編1-中世- 閲覧へ |
考察編2-古墳- 閲覧へ |
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117 | 方吹遺跡 (かたぶき) 平成9・10年度主要地方道掛川浜岡線特殊改良1種事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 14頁 図版 6頁 |
菊川市 | 弥生時代~中世。溝状遺構、旧西方川の流路を検出。北隣の白岩遺跡では弥生時代の良好な遺物が出土しており、本遺跡は白岩集落の領域を把握するための貴重な情報を提供したといえる。 | 閲覧へ |
118 | 北ノ入A遺跡 (きたのいり) 平成10年度東駿河湾環状道路建設工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 63頁 図版 14頁 |
三島市 | 旧石器時代~縄文時代中期の集落跡。主に縄文中期中葉頃の土器・石器が多く出土。器形・文様が明確なものや口縁の形状・文様のヴァリエーションを網羅することを重視して掲載。勝坂式、藤内式に相当するものが多数を占める。 | 閲覧へ |
119 | 押出シ遺跡 (遺物編) (おんだし) 平成8・9年度東駿河湾環状道路建設埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文209頁 図版 71頁 |
三島市 | 箱根西麓の尾根にある縄文時代中期の集落跡。谷部にて遺物が集中して出土。コンテナ800 箱を越える土器・土製品・石器が出土。関東・甲信地方や東海中部、北陸、西日本の土器も含まれ、この地で生活した人々の活動・交流範囲の広さが把握できる。 | 閲覧へ |
120 | 恒武西宮・西浦遺跡 (つねたけにしみや) 平成8~10年度(主)浜松環状線(笠井工区)道路改良(一般)工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 161頁 図版 111頁 別冊図版B4版 170頁 |
浜松市 | 微高地上にある古墳時代中期~中世の遺跡。旧河道部分にて5・6世紀の木製品(祭祀具・農具・紡織具・武具・容器・楽器・建材等)が多く出土。筑状打弦楽器と琴などは祭祀に使われた可能性が高く、古代の祭祀を復元する上で重要な発見となる。 | 閲覧へ |
別冊図版 閲覧へ |
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121 | 大谷横穴群 (おおやよこあな) 平成10年度 千羽・八坂2期地区道路新設工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文195頁 図版 59頁 |
掛川市 | 7世紀初頭~8世紀前半の未開口を含む30基の横穴墓を検出。小型横穴墓とミニ横穴墓が5基あり、諸事例を含めて、火葬墓との関連が注目される。 | 閲覧へ |
122 | 池田B遺跡 (いけだ) 平成11年度東駿河湾環状道路建設工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文135頁 図版 23頁 |
三島市 | 縄文時代早期前半~前期末が中心。住居跡9基、撚糸文系土器群に伴う集石、伊豆柏峠産黒曜石剥片約200 点を含む埋納土坑、保存状態の良好な堀込み、焼土痕跡、他に石錘も多数。縄文前期末には搬入品と考えられる大歳山式土器がまとまって出土。 | 閲覧へ |
123 | 富士川SA関連遺跡 (ふじかわ) 平成9・10年度 富士川SA改良工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 破魔射場遺跡 (はまいば) 谷津原古墳群 (やつはら) 北久保遺跡 (きたくぼ) (遺構編)(遺物編) |
A4判 (遺構編) 本文218頁 図版 70頁 (遺物編) 本文276頁 図版 75頁 |
富士川町 (富士市) |
破魔射場遺跡は縄文時代中期後半~後期前半および平安時代の集落跡、谷津原古墳群は6世紀後半~7世紀後半の古墳群、北久保遺跡は明治時代邸宅跡。配石遺構や住居跡、横穴式石室を主体とする群集墳などを発見。曽利式・加曽利E式・堀之内式を中心とする夥しい土器や石器などの他、鉄鏃・ガラス小玉なども出土。 | 遺構編 閲覧へ |
遺物編 閲覧へ |
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124 | 菖蒲ヶ谷遺跡・山ノ口古墳群 (しょうぶがや・やまのくち) 平成9・11・12年度 掛川東高等学移転整備事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文136頁 図版 43頁 |
掛川市 | 弥生時代後期から古墳時代前期の集落跡。竪穴住居26軒と古墳2基を検出。土師器・石器・鉄製品・刀子・須恵器などが出土。 | 閲覧へ |
125 | 矢崎遺跡Ⅱ (やざき) 平成7年度一級河川大津谷川河川改修工事及び平成11年度一級河川大津谷川住宅宅地関連公共施設等整備促進(広域一般)工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 82頁 図版 34頁 |
島田市 | 中世前期および古墳時代中期の集落跡。弥生時代後期~古墳時代の水田跡を検出。灰釉陶器・山茶碗・土師器・須恵器・曲物・漆椀・砥石・横槌などが出土 | 閲覧へ |
126 | 領家遺跡Ⅱ・梅橋古墳 (りょうけ・うめばし) 平成10・11年度小笠山総合運動公園関連道路整備事業(掛川西環状線整備事業)に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文285頁 図版 92頁 付図有り |
掛川市 ・ 袋井市 |
低地部は弥生時代中期~古墳時代後期の集落跡。土器棺墓・竪穴住居跡・掘立柱建物跡・溝(環濠?)・河道跡、石鏃・銅釧・石斧・土鈴等を発見。また、平安末~中世の条里型水田を確認。丘陵上の梅橋古墳(円墳)では、木棺直葬の主体部と大刀を発見。 | 閲覧へ |
127 | 御領所遺跡 (ごりょうしょ) 平成12年度二級河川小出川河川改修工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 27頁 図版 11頁 |
菊川市 | 小出川旧流路により著しく遺構面が破壊されていたが、中世の溝状遺構を検出。古代から近世にわたる遺物(須恵器・灰釉陶器・山茶碗・土師器・銭貨・砥石・他)が出土。 | 閲覧へ |
128 | 山林遺跡 (やんばし) 平成12年度 (一)細江浜北線住宅宅地関連公共施設整備促進(道路改良特)に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 20頁 図版 7頁 |
浜北市 (浜松市) |
奈良時代の土師器を中心とした遺物が出土。 | 閲覧へ |
129 | 大平遺跡Ⅱ (おおだいら) 平成12年度東駿河湾環状道路建設工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 36頁 図版 11頁 |
長泉町 | 静岡県初となる弥生時代前期末の住居跡発見(1軒)。中世墓8基を検出。弥生土器、石器、15世紀後半~16世紀のかわらけ、銭貨等が出土。 | 閲覧へ |
130 | 勝田井の口遺跡 (かつたいのくち) 平成13年度勝間田川地方特定河川整備事業(空港関連)に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 58頁 図版 17頁 |
榛原町 (牧之原市) |
縄文時代後半~晩期前半。土坑墓51基、ピット84基を検出。寺津下層式、伊川津式土器、石鏃、石剣、打製石斧、石皿が出土。石鏃の完成品・未完成品が出土しており、製作していた可能性が高い。古墳時代前期の掘立柱建物や中世の溝状遺構も検出。 | 閲覧へ |
131 | 藤守遺跡 (ふじもり) 平成12年度 (主)焼津榛原線緊急地方道道路改築(B)工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文217頁 図版 51頁 |
大井川町 (焼津市) |
古墳時代後期~奈良時代と平安時代後期~鎌倉時代の集落跡。7・8世紀の竪穴住居跡9軒等を検出。旧河道から多くの土器・木製品が出土。12・13世紀の掘立柱建物跡10棟が、南北ブロックに分かれて検出。多量の山茶碗と青白磁合子(1点)などが出土。 | 閲覧へ |
132 | 恒武西宮遺跡Ⅱ 笠井若林遺跡 (つねたけにしみや かさいわかばやし) 平成10・11・12年度 (主)浜松環状線(笠井工区)道路改良(一般)工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文331頁 図版 83頁 |
浜松市 | 古墳時代中期~近世の集落跡。奈良~平安時代では、竪穴住居跡27軒、掘立柱建物跡6棟を検出。鉄関連工房を含む可能性あり。土師器・須恵器と円面硯や鉄製帯金具等が出土。戦国~安土桃山時代では、溝で方形に囲まれた屋敷地の一端が明らかになる。施釉陶器・内耳鍋・かわらけ・貿易陶磁・棹秤の銅錘等が出土。 | 閲覧へ |
133 | 中原遺跡 宮裏遺跡 (なかはら みやうら) 平成9~12年度 県道島田吉田線緊急地方道道路改築(B)事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文207頁 図版 75頁 |
島田市 | 古墳時代後期~平安時代の集落跡。竪穴住居跡68軒、掘立柱建物跡10棟を検出。灰釉陶器・須恵器・土師器等が出土。縄文時代草創期末の多縄文系土器、鎌倉時代の掘立柱建物跡・区画溝等および山茶碗や青磁・白磁等の輸入陶磁器もある。 | 閲覧へ |
134 | 有東遺跡 (うとう) -第20次発掘調査報告書- 平成14年度 富士見台宿舎新築工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 36頁 図版 12頁 |
静岡市 | 弥生時代の集落・水田跡。弥生時代後期の水田畦畔や弥生時代中期の小穴・土坑を発見。弥生時代中期の石剣や凹石などの石器、遠江以西の貝田町式・嶺田式土器や中部高地の栗林式土器も出土。土坑からは木製の槽が出土。 | 閲覧へ |
135 | 小鹿杉本堀合坪遺跡Ⅱ (おしかすぎもとほりあいつぼ) 平成13年度 富士白団地埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 30頁 図版 13頁 |
静岡市 | 弥生時代後期後半~古墳時代前期の集落跡。竪穴状遺構1基を発見。弥生土器、石器、木製品が出土。小鹿微高地における弥生時代後期~古墳時代前期の集落跡の存在が判明。 | 閲覧へ |
136 | 星久保古墳群 (ほしくぼ) (静岡空港横断道路榛原地区) 平成12年度 静岡空港県単独空港整備に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 60頁 図版 20頁 |
榛原町 (牧之原市) |
本古墳群初の発掘調査。古墳時代終末期の横穴式石室墳である20号墳を調査。この他に古墳時代後期の集落跡を発見。さらに、古代末~近世の遺物が出土。 | 閲覧へ |
137 | 鉄平遺跡 (てっぴら) 平成14年度東駿河湾環状道路建設工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文157頁 図版 35頁 |
長泉町 | 旧石器~縄文時代の集落跡。縄文時代では早期末~前期初頭の木島式・下吉井式期の住居跡を検出。旧石器時代では、小型の黒曜石製の尖頭器製作関係資料が出土しており、石器製作跡として注目できる。 | 閲覧へ |
138 | 大岡元長窪線関連遺跡Ⅰ (おおおかもとながくぼせん) 平成11~14年度(主)大岡元長窪線第二東名アクセス道路整備工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 桜畑上遺跡 中峯遺跡 柏窪B遺跡 |
A4判 本文288頁 図版 86頁 |
長泉町 | 縄文土器片と、旧石器時代の第Ⅰ黒色帯の礫群を伴う石器ブロックが検出された桜畑上遺跡。下吉井式の住居跡と土器、加曽利E4式の遺物、旧石器時代第Ⅲ黒色帯の礫群が検出された中峯遺跡。下吉井式古段階の土器は良好な資料である。縄文時代中期の遺物が出土した柏窪B遺跡。 | 閲覧へ |
139 | 藤守遺跡Ⅱ (ふじもり) 平成14年度 (主)焼津榛原線緊急地方道道路改築(A)工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 85頁 図版 21頁 |
大井川町 (焼津市) |
7世紀後半の土器集中、12・13世紀の集落跡を発見。12・13世紀の集落跡では、掘立柱建物跡や井戸跡のほか、方形に巡ると予想される区画溝が2ヶ所ある。東遠江産の山茶碗が多く出土、青磁、渥美・湖西産の甕や知多産の鉢などが少量出土。 | 閲覧へ |
140 | 的場遺跡 (まとば) 平成12年度 都市計画道路沼津三島線緊急地方道路整備事業(街路B)に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文124頁 図版 29頁 |
長泉町 | 7世紀後半~9世紀の集落跡。竪穴住居跡23軒、掘立柱建物跡6棟を発見。須恵器、土師器、鉄鏃、鉄製釣針、刀子、鞴の羽口などが出土。カマド内からは手捏土器が出土。カマド祭祀を示すものとして注目される。黄瀬川流域では少ない集落跡調査例である。 | 閲覧へ |
141 | すやん沢古窯跡 (すやんざわ) 平成14年度 大井川用水(一期)農業水利事業小笠幹線水路大井川水路橋埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 68頁 図版 16頁 |
金谷町 (島田市) |
鎌倉時代の窯跡。主に山茶碗を焼成した窯体を2基検出。いずれの窯も天井部が崩落していたが、分焔柱や焼台の配置状況は良好に遺在。山茶碗(碗・小皿)の他、陶錘や窯道具が出土。 | 閲覧へ |
142 | 寺林遺跡・虎杖原古墳 (てらばやし・いたどりはら) 平成11~13年度 東駿河湾環状道路建設工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 92頁 図版 18頁 |
沼津市 | 寺林遺跡では、旧石器時代砂川期直前の石器群が出土。黒曜石産地分析によって、信州、柏峠、神津島、箱根など各地の石材で作られた石器が搬入されていることが判明した。虎杖原古墳は7世紀後半の円墳であり、横穴の出入口に段差を持つ石室を埋葬施設とする。石室の残存が良好である。 | 閲覧へ |
143 | 吉峠遺跡 水掛渡D古墳群 坂口千頭ヶ谷古墳 御陣場古墳 権現様御陣場遺跡 (よしとうげ みずかけど さかぐちせんずがや ごじんば ごんげんさまごじんば) (静岡空港関連遺跡 A・B・D地点) 平成11~13年度 静岡空港県単独空港整備に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文136頁 図版 50頁 |
島田市 ・ 榛原町 (牧之原市) |
水掛渡D古墳群では、古墳時代後期の横穴式石室墳14基を調査。墓道を長く検出でき、古墳間のつながりなどを把握することができた。被葬者間の関係をうかがわせるものとして注目できる。須恵器、玉類等の装身具、大刀や鉄鏃等が出土。坂口千頭ヶ谷古墳と御陣場古墳でも横穴式石室墳を調査。吉峠遺跡では縄文時代早期の炉穴、権現様御陣場遺跡では縄文時代の陥穴を発見。 | 閲覧へ |
144 | 小鹿杉本堀合坪遺跡Ⅲ (おしかすぎもとほりあいつぼ) 平成15年度 富士白団地埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 32頁 図版 15頁 |
静岡市 | 弥生時代後期後半~古墳時代前期の低地遺跡。竪穴住居・建物柱穴・方形周溝などを発見。建築材や紡織具などの各種木製品も出土。上層にて律令期の畦畔を検出。条里制畦畔の可能性が高く、静岡平野南部では少ない重要な事例となる。 | 閲覧へ |
145 | 上松沢平遺跡 (かみまつざわだいら) 平成11・13年度東駿河湾環状道路建設工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文163頁 図版 28頁 |
沼津市 | 縄文時代早期前半、井草式期の集落跡。住居跡、炉跡、集石を検出。出土土器に他時期の混在がないことから、当該期における石器組成が把握できる。旧石器時代の細石刃文化期?南関東Ⅶ層段階の石器ブロックも検出。 | 閲覧へ |
146 | 田頭山古墳群 (たがしらやま) 平成14・15年度 東駿河湾環状道路建設工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 71頁 図版 27頁 |
三島市 | 6世紀末から7世紀の横穴式石室墳3基、8世紀中葉の方形周溝状遺構、8世紀後半の火葬墓4基。1号墳では類例の少ない鉄針が出土。3号墳の石室内には組合式箱形石棺2基があり、棺内から象嵌のある小刀が出土。石室墳から火葬墓への変遷が辿れる。 | 閲覧へ |
147 | 白岩下遺跡 (しらいわした) 平成15年度 一級河川西方川住宅宅地関連公共施設等総合整備(統合1級)事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 22頁 図版 5頁 |
菊川市 | 西方川の西岸。中心は古墳時代中期の流路から出土した土器群であり、祭祀との関連、供食儀礼などを想定することもできる。縄文時代や中世の遺物も出土。 | 閲覧へ |
148 | 恒武東覚遺跡 (つねたけとうかく) 平成11・14・15年度(一)浜松袋井線地方特定道路改築工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 76頁 図版 32頁 |
浜松市 | 古代~中世の集落跡。掘立柱建物・竪穴住居跡・井戸などを発見。転用硯や墨書土器、丹塗り土師器、祭祀用土製品などが出土。近隣での大きな祭祀の存在を示す。周辺での調査成果と合わせて、近くに郡衙クラスの遺跡が存在する可能性が高まった。 | 閲覧へ |
149 | 寺山古墳群 (てらやま) 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 豊岡村-1 |
A4判 本文 95頁 図版 30頁 |
豊岡村 (磐田市) |
7世紀の横穴式石室墳1基と5世紀末~6世紀初頭の木棺直葬墳3基を調査。全て小規模円墳。14号墳には小竪穴式石室と木棺直葬の埋葬施設があり、木棺直葬から鉄剣1・鉄鉾(槍身鉾)1・鉄鏃群などが出土。特徴的な被葬者像や交流を見出すことができる。 | 閲覧へ |
150 | 森町睦実の遺跡 (もりまちむつみ) 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 森町-1 善正庵遺跡 奥戸綿遺跡 戸綿殿ノ谷遺跡 鴨ノ前遺跡 鴨山古墳群・鴨山遺跡 |
A4判 本文156頁 図版 32頁 |
森町 | 鴨山古墳群では1号墳の周溝のほか、甑や弥生時代後期の周溝墓を発見。戸綿殿ノ谷遺跡では奈良時代以降の遺物が出土。平安~鎌倉時代については、善正庵遺跡で墓域、奥戸綿遺跡で集落遺物群、鴨ノ前遺跡で住居跡・柵と山茶碗群を発見。飯田荘戸和田郷内における様々な場面をうかがうことができる。 | 閲覧へ |
151 | 大屋敷C古墳群 大屋敷1号窯 (おおやしき) 平成11~14年度 (国)362号道路改良(2B一般)工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 (1分冊)(2分冊) |
A4判 (1分冊) 本文296頁 (2分冊) 本文131頁 図版207頁 |
浜北市 (浜松市) |
大屋敷C古墳群は古墳時代終末期の大規模群集墳。横穴式石室墳51基を調査。須恵器、土師器、鉄製品、ガラス玉などが出土。遠江の古墳の終末を研究する上で重要な資料となる。大屋敷1号窯は、宮口古窯跡群中の灰釉陶器窯。操業は百代寺窯式併行期(11世紀前半~後半)。約80%は碗であるが、皿、托、壺、鉢、風字二面硯も出土。宮口古窯跡群出土資料も網羅・掲載。 | 閲覧へ |
152 | 石畑Ⅰ遺跡 (いしばたけ) 平成15年度 (主)焼津森線歩行者等緊急安全対策事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 94頁 図版 31頁 |
掛川市 | 弥生時代後期の竪穴住居跡、掘立柱建物跡と3条の環濠を発見。後期前半と後半の2度の環濠掘削が認められ、集落の変遷を把握することができる。環濠等からは菊川式土器が多く出土。13世紀の土壙墓も発見。短刀と山皿が副葬されていた。 | 閲覧へ |
153 | 蒲ヶ谷原遺跡 大溝遺跡 (かばがやはら おおみぞ) 平成13年度 (国)150号線道路改良(地域連携2B)(地域高規格)事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 -静岡県榛原郡相良町内- |
A4判 本文 81頁 図版 23頁 |
相良町 (牧之原市) |
蒲ヶ谷原遺跡は、縄文時代早期・中期、弥生時代中期後半~後期前半の集落跡。弥生時代の竪穴住居18軒、掘立柱建物8棟を発見。縄文早期の粕畑式土器、中期の石棒、弥生土器などが出土。大溝遺跡は、古墳時代終末期~鎌倉時代まで断続的に営まれた集落跡。新田開発による集落形成が把握できる可能性がある。 | 閲覧へ |
154 | ミョウガ原遺跡他 (みょうがはら) 静岡空港関連遺跡J地点・O地点・K地点・R地点・横断道路島田地区 平成9~13年度 静岡空港県単独整備に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文246頁 図版 86頁 |
島田市 | 平安時代後半~鎌倉時代初頭の集落跡。掘立柱建物跡54棟や溝、導水遺構などを発見。灰釉陶器や山茶碗、磁器が出土。十文字に配置された5基の土坑は注目に値する。各土坑には円礫が敷きつめられ、中央に長頸瓶が据えられていた。「覚禅鈔」に記された地鎮法との関わりが考えられ、平安時代後半の地鎮祭祀を考える上で貴重である。旧石器時代、縄文時代の遺物も出土。 | 閲覧へ |
155 | 瀬名川遺跡Ⅱ (せながわ) 平成13~16年度(都)北街道線緊急地方道路整備事業(街路B)に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文224頁 図版 79頁 |
静岡市 | 弥生時代中期~古墳時代前期の集落域・水田域の一端が明らかになる。奈良時代以降の水田域も確認。弥生時代中期中葉の土器が多く出土し、農具・建築材などの木製品、木材加工用の石斧や動物遺体等も出土。 | 閲覧へ |
156 | 来光川遺跡群Ⅰ (らいこうがわいせきぐん) 平成11~16年度 一級河川来光川河川改良工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 仁田館遺跡(にったやかた) |
A4判 本文231頁 図版 85頁 【別冊図版】 B4判 図版 47頁 |
函南町 | 鎌倉時代、源頼朝の家臣として活躍した仁田四郎忠常及びその後承の居館跡。中・近世の遺構・遺物を多く発見。畝堀と呼ばれる特殊な形態の遺構、大型礎石建物跡や半地下式倉庫を有する建物を検出。館北東部の流路からは867枚の「こけら経」が出土。低湿地帯では縄文早期の遺物包含層を調査。粕畑式土器を中心に多量の土器と石斧・石鏃・垂飾等の石器類が出土。 | 閲覧へ |
157 | 来光川遺跡群Ⅱ (らいこうがわいせきぐん) 平成11~16年度 一級河川来光川河川改良工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 八ッ溝遺跡 仲道遺跡 仁田坂遺跡 五反田遺跡 |
A4判 本文237頁 図版 68頁 |
函南町 | 仁田館遺跡との関係も想定される遺跡群。弥生中期~近代の流路を調査。多量の土器と木製品・石器・石製品等が出土。須恵器や灰釉陶器は、田方平野において重要な資料となる。五反田遺跡では、古代~近世の住居跡から多くの遺物が出土。また、低湿地帯において縄文早期の遺物包含層を調査。多量の土器が出土。 | 閲覧へ |
158 | 前岡遺跡・今城 (まえおか・いまじろ) 井伊谷川流域の遺跡Ⅰ 平成16年度二級河川井伊谷川住宅市街地基盤整備(広域都市)工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 64頁 図版 23頁 |
引佐町 (浜松市) 細江町 (浜松市) |
前岡遺跡では、縄文から弥生時代の移行期の土器棺墓や古墳時代の竪穴住居内配石遺構、中世の建物跡を発見。縄文土器・石器・須恵器・土師器・鉄鏃・銭貨等が出土。今城では弥生時代中期と推測できる土坑を発見。弥生土器と中世陶器が出土。 | 閲覧へ |
159 | 掛川市大和田・平島の遺跡 (かけがわしおおわだ・ひらしま) 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 掛川市-1 宮ノ沢遺跡、大和田遺跡、平島Ⅰ遺跡、平島Ⅱ遺跡、平島Ⅲ遺跡 |
A4判 本文242頁 図版 57頁 |
掛川市 | 宮ノ沢遺跡では中近世の建物跡や土坑を発見。山茶碗等の土器類や柄杓・銅銭などが出土。その他では、縄文時代早期・中期の土器・石器が出土。大和田遺跡では屋外炉、平島Ⅰ遺跡では住居跡などを発見。平島Ⅰ~Ⅲ遺跡では、中近世の建物跡や墓も発見。 | 閲覧へ |
160 | 元島遺跡Ⅱ (もとじま) 平成13・14年度 二級河川太田川広域基幹河川改修事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 (遺構・考察編)(遺物編) |
A4判 (遺構考察編) 本文249頁 図版 77頁 (遺物編) 本文201頁 図版103頁 |
福田町 (磐田市) |
前回調査(第109集ほかにて報告)に続いて、弥生時代中期の方形周溝墓群、古墳時代中期の円墳、中世集落跡を発見。中世においては、貿易陶磁を始めとする各地の土器のほか、呪符木簡、漆椀、銅銭、動物・植物遺存体が出土。弥生~古墳時代の土器や土錘なども出土。 | 遺構考察編 閲覧へ |
遺物編 閲覧へ |
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161 | 恒武西宮遺跡Ⅲ 笠井若林遺跡Ⅱ (つねたけにしみや かさいわかばやし) 平成13年度(主)浜松環状線道路改良(一般)及び平成14・15年度(主)浜松環状線緊急地方道道路改築工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 88頁 図版 24頁 |
浜松市 | 恒武西宮遺跡では、古墳時代の溝を検出し、土師器が出土した。笠井若林遺跡では、奈良~平安時代の掘立柱建物・竪穴住居を検出。灰釉陶器・須恵器・土師器・墨書土器などが出土。 | 閲覧へ |
162 | 大岡元長窪線関連遺跡Ⅱ (おおおかもとながくぼせん) 平成16年度(主)大岡元長窪線第二東名アクセス道路整備工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 中峯遺跡 桜畑上遺跡 |
A4判 本文 28頁 図版 11頁 |
長泉町 | 中峯遺跡では、後期旧石器時代の石器ブロックと縄文時代早期~後期の撚紋式、木島式、加曽利E式の土器が出土。桜畑上遺跡では、後期旧石器時代の石刃などが出土。 | 閲覧へ |
163 | 藤守遺跡Ⅲ (ふじもり) 平成16年度 (国)150号道路改良(地域連携2B)に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 26頁 図版 7頁 |
大井川町 (焼津市) |
掘立柱建物・流路・土坑・溝状遺構を検出。古墳時代~近世の遺物(山茶碗・漆椀・銭貨等)が出土。 | 閲覧へ |
164 | 本郷坪遺跡 (ほんごうつぼ) 平成16年度総合科学技術高校(仮称)建設工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 95頁 図版 17頁 |
静岡市 | 奈良時代~近世の水田跡を検出。律令期においては、条里制における里・坪の境界線と目される畦畔を確認。土器・陶磁器・金属製品が出土。 | 閲覧へ |
165 | 宮竹野際遺跡 (みやたけのぎわ) 平成16年度 (都)中郡福塚線県単独街路整備事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 68頁 図版 24頁 |
浜松市 | 9世紀前半の墨書土器や円面硯・風字硯・獣足付土器・陶馬・布目瓦などが多数出土。古代の官衙関連施設が存在した可能性が高い。また、浜松地域初となる古代条里型水田の大・小畦畔の発見があり、祭祀に使用されたと思われる土器も出土。 | 閲覧へ |
166 | 宮裏Ⅱ遺跡・高根森遺跡・高根森古墳群 (みやうら・たかねもり) 平成15・16年度 (主)島田吉田線緊急地方道路改築に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 69頁 図版 36頁 |
島田市 | 宮裏Ⅱ遺跡では、奈良時代後半以降、10世紀後半までの竪穴建物23棟などを検出。高根森遺跡では、奈良~平安時代の竪穴建物、中世の掘立柱建物、江戸時代の屋敷地と墓地を発見。棹秤の銅錘や陶器・かわらけ・銭貨などが出土。高根森古墳群では横穴式石室墳2基を調査。須恵器・耳環・勾玉・ガラス小玉などが出土。 | 閲覧へ |
167 | 森町円田丘陵の遺跡 (もりまちえんでんきゅうりょう) 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 森町-2 文殊堂遺跡、宇藤蓮台遺跡、フケ遺跡、林遺跡 |
A4判 本文234頁 図版 76頁 |
森町 | 丘陵上に広く展開する弥生時代中期後葉~古墳時代前期前半の墓域。各尾根にて方形周溝墓、不整円形の周溝墓、周溝のない土坑墓・土器棺墓群を発見。多くの土器棺や供献土器群のほか、鉄剣・銅釧・銅鏃・玉類といった副葬品が出土。なお、本遺跡群には古墳群なども重複するが、古墳群形成以降についての報告は別冊にて刊行予定。 | 閲覧へ |
168 | 上ノ山遺跡 (うえのやま) 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 島田市-1 |
A4判 本文 96頁 図版 40頁 |
島田市 | 縄文時代中期~近世の遺跡。竪穴住居・掘立柱建物のほか平安時代の蔵骨器を収めた土坑を検出。縄文時代後期~晩期と思われる打製石斧が多量に出土、石鏃・敲石・石匙・縄文土器のほか、山茶碗・かわらけ・灰釉陶器なども出土。 | 閲覧へ |
169 | 韮山城跡Ⅱ (にらやまじょうあと) 平成17年度静岡県立韮山高等学校夜間照明施設工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 23頁 図版 11頁 |
韮山町 (伊豆の国市) |
田方平野東南寄りに位置する。戦国時代に北条早雲によって築かれたとされる城郭遺跡であり、堀跡の他に戦国~江戸時代の石組み井戸を検出。弥生土器・陶磁器・敲石・漆器などが出土。 | 閲覧へ |
170 | 西山遺跡 (にしやま) 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 長泉町-1 |
A4判 本文181頁 図版 26頁 |
長泉町 | 旧石器時代においては、姶良・丹沢広域火山灰降灰後のスクレイパーを主体とする石器群を発見。縄文時代では、石斧集積遺構を発見、縄文時代草創期?中期の遺物(土器・有舌尖頭器・石鏃・石斧等)が出土。 | 閲覧へ |
171 | 藤ノ越遺跡 (ふじのこし) 平成18年度 県営畑地帯総合整備事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 19頁 図版 8頁 |
掛川市 | 古墳時代前期の集落跡。竪穴住居跡4軒などを発見。土器と礎石に転用された磨石が出土。 | 閲覧へ |
172 | 青木原遺跡 (あおきばら) 平成9・10年度一級河川御殿川人にやさしい地域づくり河川整備事業 平成16・17・18年度一級河川御殿川河川改良工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文108頁 図版 37頁 |
三島市 | 御殿川中流域東岸。弥生時代後期~古墳時代前期の方形周溝墓群や古墳時代後期~奈良・平安時代の住居跡を検出。多くの土器などが出土。旧河道からは、上流から漂着した弥生~江戸時代の各種遺物(各種土器・木製品・鹿角加工品・敲打石・瓦・刀子・銭貨)が出土。 | 閲覧へ |
173 | 東原遺跡 (ひがしばら) 平成16~18年度 (国)152号道路改良(交通円滑2B)事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文178頁 図版 71頁 |
浜北市 (浜松市) |
弥生時代後期の大集落。竪穴住居跡78軒、方形周溝墓8基、土器棺墓3基などを検出。出土遺物は弥生時代後期中・後葉の土器が主体。奈良時代の竪穴住居跡も検出され、土錘・皮袋形土製品などのほか、焼失建物内から大量の土師器坏が出土。堀で区画された江戸時代の屋敷跡から陶磁器・常滑産大甕・かわらけが出土。 | 閲覧へ |
174 | 井通遺跡 (いどおり) 井伊谷川流域の遺跡 Ⅱ 平成8~18年度 二級河川井伊谷川河川改修工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 本文編1 本文編2 図版編 文字資料編 |
A4判 本文編1 本文228頁 本文編2 本文320頁 図版編 図版 38頁 写真図版118頁 文字資料編 本文 38頁 図版 89頁 写真図版16頁 |
細江町 (浜松市) |
弥生時代中期~中世の集落跡。本書では古墳時代中期以降の上面調査について報告。4分冊で構成。掘立柱建物跡・竪穴建物跡の他、柵・大溝・自然流路・土坑等を検出。「引佐」などと記された墨書土器545点の他、陶硯類・度量衡資料も出土。引佐郡家関連施設の造営が明らかとなる。平安時代では鍛冶が行われていた事が確認され、宝珠硯・金属製品などが出土。 | 閲覧へ |
175 | 佛ヶ尾遺跡 (ほとけがお) 第二東名No.147地点 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 裾野市-1 |
A4判 本文290頁 図版 64頁 |
裾野市 | 旧石器~縄文時代中期。主体は縄文早期の環状を呈する集落跡。早期末の住居跡6軒などを検出。打越式を主体とする土器群だが、東海系土器も多い。各種石器や抉状耳飾を含む遺物の分析などをとおして集落像や流通について検討。旧石器時代では休場層期が主体。ナイフ形石器など各種石器が出土。 | 閲覧へ |
176 | 小瀬戸遺跡・栗ヶ沢遺跡 (こせと・くりがさわ) 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 静岡市-1 |
A4判 本文168頁 図版 40頁 |
静岡市 | 小瀬戸遺跡は奈良~鎌倉時代および戦国末~江戸時代の遺跡。古代の集落跡では掘立柱建物6棟や土手状遺構などを検出。土手状遺構内の集落跡である。中近世では水田跡を検出。近世に河川の影響で一旦廃絶していると考えられる。灰釉陶器・山茶碗などの各種土器、様々な木製品や金属製品が出土。栗ヶ沢遺跡は、縄文時代前期の小集落跡。土器・石器が出土。 | 閲覧へ |
177 | 入野東古墳群 入野高岸古窯 (いりのひがし いりのたかぎし) 第二東名No.76・78地点 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 岡部町 |
A4判 本文116頁 図版 38頁 |
岡部町 (藤枝市) |
入野東古墳群では9号墳を調査。7世紀末~8世紀の横穴式石室の円墳。周辺域の古墳を含めて整理し、本墳の位置づけを行う。入野高岸古窯では7世紀前半の須恵器窯2基を調査。1基は、東海地方では希少な排煙調整溝を伴う。窯構造や出土須恵器の特徴の整理、胎土分析などをとおして、志太平野北東部における窯業開始の背景にせまる。 | 閲覧へ |
178 | 向田A遺跡 (むかいだ) 第二東名No.140地点 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 長泉町-2 |
A4判 本文236頁 図版 24頁 CD-ROM |
長泉町 | 旧石器時代では、1000点以上の石器からなるブロックのほか、AT火山灰を含む層で炉跡3基、その下層で土坑5基を検出。数少ない遺構発見例として注目される。石器接合の結果、短期間の生活を繰り返していたことが判明。移動生活の実態をうかがわせる。縄文時代では、谷部の落し穴と丘陵上の焼土土坑などを検出。地形に区分された活動がわかる。早期の土器が出土。 | 閲覧へ |
179 | 宮裏遺跡Ⅲ (みやうら) 平成19年度 (主)島田吉田線緊急地方道道路改築事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 8頁 図版 3頁 |
島田市 | 旧石器時代~近世にわたり断続的に集落が営まれた複合集落遺跡。奈良時代~平安時代にかけての竪穴建物が4軒検出され、竈が良好に遺存する建物が確認された。近世には墓地が展開し、六道銭と捉えられる銭貨が出土。 | 閲覧へ |
180 | 宗光寺横穴群 横山段横穴群 (そうこうじ よこやまだん) 平成19年度 横山段急傾斜地崩壊対策(公共関連-大規模)工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 18頁 図版 6頁 |
伊豆の国市 | 宗光寺横穴群で3基、横山段横穴群で1基の横穴状の遺構を調査。宗光寺横穴群の2基は古墳時代後期~奈良時代初頭の横穴で、残る1基と横山段横穴群の1基は、戦時中に掘削された防空壕あるいは貯蔵穴と判明。 | 閲覧へ |
181 | 井通遺跡Ⅱ (いどおり) 井伊谷川流域の遺跡Ⅲ 平成8~19年度 二級河川井伊谷川河川改修工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文102頁 図版 24頁 |
細江町 (浜松市) |
174集に続く本書は弥生時代の調査成果を報告。遺構は、竪穴建物・土坑・溝・自然流路・土器棺墓などを検出。遺物は、弥生土器・石斧・石鏃・鳥形土器などが出土。 | 閲覧へ |
182 | 矢畑遺跡 (やばたけ) 井伊谷川流域の遺跡Ⅳ 平成8~19年度 二級河川井伊谷川河川改修工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 80頁 図版 16頁 |
細江町 (浜松市) |
弥生時代中期~近世にわたり断続的に人為的活動が営まれた複合遺跡。弥生時代終末期~古墳時代前期の土坑・方形周溝墓が検出され、元屋敷式古段階に位置付けられる土器の他、手焙形土器や庄内型甕が出土。奈良・平安時代の陶硯類や墨書土器・土馬なども出土。 | 閲覧へ |
183 | 大屋敷A古墳群 (おおやしき) 平成15~17年度 国道362号交通連携事業(2B)に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 (第1分冊)(第2分冊) |
A4判 (1分冊) 本文397頁 (2分冊) 図版159頁 |
浜松市 | 大屋敷C古墳群の東隣に位置する。古墳62基を調査。横穴式石室を基本的埋葬施設とした7世紀を中心とする大規模群集墳。遺物は須恵器・土師器・玉類・鉄製品などが出土。古墳時代以外の出土遺物には、黒曜石製ナイフ形石器・石鏃・銭貨がある。 | 閲覧へ |
184 | 原分古墳 (はらぶん) 平成19年度 (都)沼津三島線重点街路整備事業(地方特定)工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 (調査報告編) (構造解析編) ※構造解析編に『的場遺跡 調査報告編』有り |
A4判 調査報告編 本文206頁 図版 88頁 構造解析編 本文124頁 図版 33頁 |
長泉町 | 7世紀中葉に築造された円墳。開口部に框石状の段をもつ無袖式石室内には、家形石棺と釘付木棺が納められ、人骨は4体分を確認。遺物はフラスコ瓶・高坏を主体として須恵器37点、土師器坏の他、金銅装馬具や銀象嵌円頭大刀など豊富な副葬品が出土。 構造解析編には、同じ事業予定地内において調査した的場遺跡についても記載。古墳時代終末期から奈良・平安時代の集落が見つかっている。 |
調査報告編 閲覧へ |
構造解析編 閲覧へ |
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185 | 大門西遺跡・大平遺跡 (だいもんにし・おおだいら) 第二東名No.130・139地点 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 浜松市-1 |
A4判 本文166頁 図版 22頁 |
浜松市 | 奈良時代と中世に営まれた集落遺跡。奈良時代の竪穴住居や掘立柱建物が検出され、遺物は土師器・須恵器・ミニチュア土器などが出土。中世では掘立柱建物や井戸・土坑墓が確認され、包含層や撹乱等から近世の陶磁器が見つかっている。 大平遺跡は三方原台地上の小規模遺跡で、遺構・遺物ともにわずかしか発見されなかった。 |
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186 | 森町円田丘陵の古墳群 (もりまちえんでんきゅうりょう) 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 森町-3 (第1分冊)(第2分冊) 文殊堂古墳群(第二東名No.113地点) 宇藤蓮台古墳群(第二東名No.119地点) 林古墳群(第二東名No.121~123地点) |
A4判 第1分冊 本文286頁 第2分冊 本文 18頁 図版123頁 |
森町 | 丘陵上に立地する3古墳群の調査。古墳時代中期中葉~末葉の古墳15基、古墳時代後期後葉~終末期の古墳5基、古代・中世の墓などの調査成果を得た。 文殊堂古墳群では、短甲副葬の木棺直葬墳、金銅装馬具副葬の横穴式石室墳が検出。遺物は土器・玉類・刀剣・鉄鏃などが出土。 宇藤蓮台古墳群では、周溝から土器群とともに石製紡錘車が出土、横穴系埋葬施設の墓室内および墓道からは、土器や金属製品が出土。 林古墳群でも木棺直葬墳が検出され、短甲・刀剣・鉄鏃・鉄斧・刀子や棗玉が副葬されていた。また、横穴式木室墳から鉄刀や鉄鏃、土器群といった副葬遺物が出土。 |
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187 | 上ノ平遺跡 (うえのたいら) 第二東名No.104・105地点 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 掛川市-2 (第1分冊)(第2分冊) |
A4判 第1分冊 本文292頁 第2分冊 本文116頁 図版 95頁 |
掛川市 | 原野谷川上流域の丘陵上に立地する弥生時代後期前葉から古墳時代前期に至る集落跡。大小の竪穴住居跡・周溝をもつ建物跡などが調査区のほぼ全域にわたって密集するように検出され、弥生土器や土師器が多く出土。他に縄文時代の落し穴が十数基発見され、石鏃・石匙・石斧などの石器、縄文土器片が出土。 | 閲覧へ |
188 | 駿河山遺跡Ⅰ (図版編) (するがやま) 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 島田市-2 |
A4判 図版302頁 |
島田市 | 縄文時代中期末~後期初頭、弥生時代後期~古墳時代前期、平安時代~中世にいたる複合遺跡。本書は遺構および遺物出土状況の写真図版である。 | 閲覧へ |
189 | 元野遺跡 (もとの) 第二東名No.19地点 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 沼津市-1 |
A4判 本文342頁 図版 52頁 |
沼津市 | 愛鷹山東南麓の緩斜面上に位置する旧石器時代から縄文時代の遺跡。旧石器時代の遺物は第Ⅳスコリア層・第Ⅶ黒色帯から石器・礫・炭化物の他に石核と剥片の接合資料が出土。遺構は石器ブロック・礫群・石器集中部が検出。中部ローム層からは、ホルンフェルスと円礫が出土。縄文時代は陥し穴と考えられる土坑が検出され、押型文や条痕文を中心とする早期から中期までの縄文土器と石器が出土。 | 閲覧へ |
190 | 下ノ大窪遺跡 (しものおおくぼ) 第二東名No.146地点 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 裾野市-2 |
A4判 本文381頁 図版 60頁 |
裾野市 | 後期旧石器時代の石器製作址の重層遺跡で、弧状一側縁加工ナイフ形石器(第Ⅲ黒色帯)、信州産黒曜石製石刃石器群(第Ⅰ黒色帯)、角錐状石器(休場層直下黒色帯・休場層下部)、尖頭器石器群(休場層上部)など層位とよく合致する典型的な石器群を検出。縄文時代は竪穴住居跡、竪穴住居状遺構、集石、土坑が、概ね早期後半ないし末の土器群を伴って検出。神津島産黒曜石製石鏃、礫石器、楔形石器などが出土。 | 閲覧へ |
191 | 棚返遺跡・今里遺跡 (たながえし・いまざと) 第二東名No.153地点・No.153-2地点 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 裾野市-3 |
A4判 本文164頁 図版 30頁 |
裾野市 | 裾野市に所在する棚返遺跡は、愛鷹山東麓の東西に延びる尾根上および段丘上に立地する。旧石器時代の包含層(休場層以下)から礫群3基と少量の石器が出土。縄文時代の遺構は中期の石囲炉を伴う竪穴住居跡の他、多数の土坑が検出された。土器は縄文早期・中期が中心。打製石斧・石鏃・楔形石器の他、磨石・敲石や石皿・台石等の礫石器も大量に出土した。 今里遺跡では、縄文時代の集石土坑1基が検出され、遺物は石鏃・石匙・磨石・敲石・石皿が出土。 |
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192 | 老平遺跡 (ろうだいら) 第二東名No.145地点 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 裾野市-4 |
A4判 本文212頁 図版 45頁 |
裾野市 | 裾野市に所在する遺跡。後期旧石器時代後半期に帰属する4枚の文化層を検出。各文化層では石器集中(6箇所)と礫群(3基)を確認した。石器は両面加工尖頭器・石刃・ナイフ形石器などが出土。縄文時代は住居跡は検出されず、早期から中期の土器群と草創期から中期の石器群を検出。中心となっているのは早期後半の判ノ木山西式土器ほか条痕文土器。この他、縄文時代の焼土・集石・土坑、時期不明の土坑が検出されている。 | 閲覧へ |
193 | 老裾野市富沢・桃園の遺跡群 (すそのしとみざわ・ももぞの) 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 裾野市-5 塚松遺跡(第二東名No.144地点) 入ノ洞B遺跡(第二東名No.144-2地点) 内野山Ⅴ遺跡(第二東名No.144-3地点) |
A4判 本文362頁 図版 45頁 |
裾野市 | 裾野市愛鷹山東南麓に位置する3遺跡の調査。塚松遺跡では陥穴と考えられる旧石器時代の配列を伴う土坑が26基検出。県内で最北の検出例。石器も多数出土。縄文時代では前期初頭の木島式土器を伴う住居跡を検出。出土土器は早期後半から前期が中心で、関東系・東海系・中部山岳系と多様。石錘や中期の釣手土器も出土。 入ノ洞B遺跡では、本遺跡最古層の第Ⅳ黒色帯から局部磨製石斧が出土。縄文時代は1軒のみ検出された竪穴住居跡の近くから集石や磨石・敲石・石皿等の礫石器の他、諸磯式土器が出土した。 内野山Ⅴ遺跡は旧石器時代の遺物の出土量はとても少ないが、縄文時代早期の撚糸文・押型文土器が出土。石皿とクリの種子を伴う土坑や中期の土器を伴う石囲炉も検出。 |
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194 | 梅ノ木沢遺跡Ⅰ (縄文時代以降編) (うめのきざわ) 第二東名No.143-2地点、CR35地点 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 長泉町-3 |
A4判 本文176頁 図版 36頁 |
長泉町 | 駿東郡長泉町に所在する縄文時代早期?後期、弥生時代末~古墳時代、奈良・平安時代にわたる遺跡である。3分冊の内の第1分冊目にあたる本書では、縄文時代の遺構・遺物が中心。縄文時代早期~中期の住居跡が11基検出。遺物は野島式土器・清水柳E類土器・諸磯b式土器・加曽利B式土器の他、石鏃・石匕なども出土しているが、打製石斧等の生産具が非常に少ない。 | 閲覧へ |
195 | 綱掛山古墳群・片瀬遺跡 (つなかけやま・かたせ) 第二東名No.115・116地点 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 森町-4 |
A4判 本文222頁 図版 96頁 |
森町 | 周智郡森町の太田川支流である一宮川の北側丘陵地帯に位置し、東西に並んだ丘陵のやせ尾根に立地する2遺跡の調査。綱掛山古墳群では、縄文時代中期の住居跡と弥生時代中?後期の住居跡が丘陵上に密集するように検出されたほか、古墳時代中期の木棺直葬墳と古墳時代終末期の横穴式石室墳を検出。 片瀬遺跡でも弥生時代中~後期の住居跡を多く検出。区画溝や住居分布によって南北に分かれており、立地・住居形態・出土石鏃などの差異を伴う。遺物は磨製石鏃未製品の束が検出され、弥生土器も出土している。住居域としての機能停止によって、古墳時代初頭まで墓域形成が展開。中世になると丘陵が山城(片瀬城)として利用され、今回は南ノ郭の一部を調査し、城域の南端部についての状況を把握。 |
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196 | 宮裏遺跡Ⅳ (みやうら) 平成20年度 (主)島田吉田線緊急地方道道路改築事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 10頁 図版 2頁 |
島田市 | 島田市阪本に所在する旧石器から継続的に中・近世までつづく複合遺跡。竪穴建物5棟・土坑墓・溝・小穴が検出された。遺物は灰釉陶器・土師器・須恵器・鉄鏃が出土。 | 閲覧へ |
197 | 上志戸呂古窯 (かみしとろ) 第二東名No.92地点 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 島田市-3 |
A4判 本文176頁 図版100頁 |
島田市 | 島田市に所在する上志戸呂古窯は安土桃山時代の大窯であり、2基が検出。生産された陶器は瀬戸・美濃大窯第4段階に並行するものが主体で、丸皿・擂鉢などの生活雑器を中心に天目茶碗・筒形碗・向付など茶陶を焼成する。近世志戸呂焼につながる草創期の窯に位置付けられ、天正16年に徳川家康が朱印状を発給していることも注目される。 | 閲覧へ |
198 | 大平遺跡 Ⅲ (おおだいら) 平成16・17年度東駿河湾環状道路建設工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 74頁 図版 16頁 |
長泉町 | 駿東郡長泉町に所在する遺跡。98・129集に続く報告書。弥生時代前期末の条痕文系土器群が出土したほか、中世の集石墓と推定される土坑群が多数検出された。 | 閲覧へ |
199 | 法明寺古墳 (ほうみょうじ) 平成19・20年度(主)吉田大東線緊急交通改善事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 38頁 図版 18頁 |
菊川市 | 菊川市和田に所在する法明寺古墳は、菊川流域では最大級の円墳。古墳周辺から中世~近世の墓地遺構が検出され、石塔・六道銭・カワラケの副葬が認められた。 | 閲覧へ |
200 | 矢川上C遺跡 (やがわうえ) 第二東名No.39-Ⅱ地点 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 富士市-1 |
A4判 第1分冊 本文347頁 第2分冊 本文 80頁 図版 45頁 |
富士市 | 富士市愛鷹山南麓西側の船津古墳群東端に位置する旧石器時代の遺跡。4枚の文化層を設定、全ての文化層から遺物が出土。中でも休場層直下黒色帯?富士黒土層では愛鷹山麓の当該期としては最大級の遺物出土量。上ヶ屋型彫器などの特徴的な資料も出土している。縄文時代の土坑からは、早期野島式や押型文を中心とした土器が出土。古墳時代以降では船津古墳群L-217号墳(円墳)やL-14号墳(方墳)と考えられる溝状遺構を検出した。 | 閲覧へ |
201 | 浅間大社遺跡 山宮浅間神社遺跡 (せんげんたいしゃ やまみやせんげんじんじゃ) 平成20年度富士山世界文化遺産登録事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文104頁 図版 51頁 付図有り |
富士宮市 | 富士宮市に所在する2遺跡の調査。浅間大社遺跡出土遺物の主体は、浅間大社にかかる中世土師器。他に青磁碗・盤、白磁四耳壺、青白磁梅瓶等が出土。遺構は寺社奉行に寛文10年に提出した絵図にある護摩堂にあたる礎石建物跡と、道にあたる石畳を検出。中世の集石遺構も検出した。 山宮浅間神社遺跡からは、12世紀代を中心とした土師器群が出土。遺物の中心は浅間宮にかかる祭祀に使用されたと考えられ、富士山を遥拝する祭場(遥拝所)の測量を実施。 |
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202 | 村山浅間神社遺跡 (むらやませんげんじんじゃ) 平成20年度富士山世界文化遺産登録事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 32頁 図版 10頁 付図有り |
富士宮市 | 富士宮市に所在する2遺跡の調査。浅間大社遺跡出土遺物の主体は、浅間大社にかかる中世土師器。他に青磁碗・盤、白磁四耳壺、青白磁梅瓶等が出土。遺構は寺社奉行に寛文10年に提出した絵図にある護摩堂にあたる礎石建物跡と、道にあたる石畳を検出。中世の集石遺構も検出した。 山宮浅間神社遺跡からは、12世紀代を中心とした土師器群が出土。遺物の中心は浅間宮にかかる祭祀に使用されたと考えられ、富士山を遥拝する祭場(遥拝所)の測量を実施。 |
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203 | 駿府城内遺跡 (すんぷじょうない) 平成19年度静岡地簡裁庁舎敷地埋蔵文化財発掘調査業務に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文216頁 図版 65頁 |
静岡市 | 静岡市街中心部に位置する。室町時代~戦国時代を主体とする屋敷跡を確認。大溝に区画される屋敷地が形成され、さらに大溝を埋め立て新たに礎石建物を築造しており、室町時代から江戸時代にかけての町割りの変遷の一端を窺い知ることができる。調査区から多彩な遺物が出土しており、上級階層の影響を感じさせる遺物も出土している。 | 閲覧へ |
204 | 菊川市下平川の遺跡群 (きくがわししもひらかわ) 志味堂古墳群 志味堂横穴群 瑞泉寺1号墳 八幡ヶ谷古墳 下平川八幡神社西遺跡 下平川八幡谷遺跡 平成18・19・20年度主要地方道掛川浜岡線合併支援重点道路整備事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文120頁 図版 78頁 |
菊川市 | 菊川市下平川に所在する6遺跡の調査。八幡ヶ谷古墳は古墳時代中期の首長墓で、盾、竪櫛、柄頭などの漆製品他、豊富な副葬品が出土。特殊な形態の鉄鏃、巴形銅器等から畿内など他地域との交流をもった人物が葬られていた。それ後続する瑞泉寺1号墳、志味堂1号墳は、銅鏡や鉄製武具を副葬された木棺直葬墓を検出。下平川八幡神社西遺跡・下平川八幡谷遺跡では、貿易陶磁器がまとまって出土。 | 閲覧へ |
205 | 大岡元長窪線関連遺跡Ⅲ (おおおかもとながくぼせん) 平成18・20年度(主)大岡元長窪線新東名アクセス道路整備事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文180頁 図版 35頁 |
長泉町 | 駿東郡長泉町に所在する2遺跡の調査。野台南遺跡は旧石器時代では第Ⅲスコリア帯黒色帯2~休場層までの間に5枚の文化層を設定。大規模な礫群が検出され、ナイフ形石器・細石刃・角錐状石器・黄鉄鉱の遺物が出土した。縄文時代では、早期~後期までの土器が出土。石囲炉と埋甕を伴う中期後半の住居跡が2基検出している。 柏窪A遺跡では、遺物は出土しなかったが縄文時代の落とし穴列が2列検出した。 |
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206 | 梅の木沢遺跡Ⅱ (旧石器時代編) (うめのきざわ) 第二東名No.143-2地点、CR35地点 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 長泉町-4 |
A4判 本文280頁 図版 32頁 |
長泉町 | 駿東郡長泉町に所在する梅ノ木沢遺跡は、2本の河川の合流部に立地する奈良時代、古墳時代~旧石器時代の複合遺跡である。194集に続く本書では、旧石器時代の成果をまとめている。愛鷹箱根最下層となるBBⅦ下底部(第Ⅰ文化層)から、他に類例がない斧形石器が出土した。BBⅥ~BBⅣ(第Ⅱ文化層)で検出された3箇所の遺物集中は、各集中地点が石刃系、非石刃系、擬似石刃系の異なる技術体系を有している。同文化層では、斧形石器の集中出土も確認されており、人為的な廃棄の可能性を示唆。愛鷹・箱根編年第1期~第3期の石器群を所収。 | 閲覧へ |
207 | 秋葉林遺跡Ⅰ (あきばばやし) 第二東名No.25地点 (旧石器時代~縄文時代草創期編) 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 沼津市-2 (第1分冊)(第2分冊) |
A4判 第1分冊 本文382頁 第2分冊 本文116頁 図版 34頁 |
沼津市 | 沼津市に所在する後期旧石器時代初頭から終末の重層的石器製作址。愛鷹・箱根地域において、これまでに例のないほど多くの文化層を検出。第Ⅶ黒色帯下部に包含される第Ⅰ文化層はホルンフェルスの石核と剥片石器群から構成される後期旧石器時代初頭の貴重な石器群である。休場層下層で検出された第Ⅷ文化層は信州系黒曜石の涙滴形を呈する横打剥片製側加工ナイフ形石器と柳葉形を呈する石刃製側縁加工ナイフ形石器から成り、砂川期への移行段階と推定される重要な石器群。休場層上層から富士黒色土層で検出された細石刃石器群は神津島系黒曜石製を主体とし、黒曜石の野岳・休場型細石刃核とホルンフェルスの船野型細石刃核も検出。縄文時代草創期の有舌タイプを含む多量の尖頭器が広い範囲にわたって出土。 | 閲覧へ |
208 | 桜畑上遺跡 (さくらばたけうえ) 第二東名No.1地点 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 長泉町-5 |
A4判 本文306頁 図版 43頁 |
長泉町 | 駿東郡長泉町に所在する桜畑上遺跡は、愛鷹南東麓に位置し、北西から南東に向かって緩やかにのびた丘陵上に立地している。旧石器時代は7枚の文化層からなり、第Ⅰ黒色帯下と休場層の資料が大半を占めるが、第Ⅶ黒色帯から礫3点が出土。縄文時代の遺構は早期末葉~前期初頭の竪穴住居跡が中心。遺物は縄文時代草創期の多縄文土器~後期前半堀之内2式土器が出土しており、包含層から多量の塩屋式土器も出土。20点もの石製品が出土した中には、環状石製品、曲玉状や梯形状の垂飾、指貫形?状耳飾など形態的に全国的にも類例品の少ない物が含まれている。 | 閲覧へ |
209 | 藤守遺跡 Ⅳ (ふじもり) 静浜基地(20)埋蔵文化財調査報告書 |
A4判 本文 30頁 図版 9頁 |
焼津市 | 焼津市(旧志太郡大井川町)に所在する遺跡。平安時代中期から後期にかけての掘立柱建物や小穴群が検出された。遺物は供膳具である灰釉陶器碗が多量に出土し、大半を占めるが、土師器の碗・坏・甕・鍋なども出土している。 | 閲覧へ |
210 | 丸尾北遺跡 (まるおきた) 平成14・17・18・19年度東駿河湾環状道路建設工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文258頁 図版 32頁 |
沼津市 | 沼津市足高に所在する遺跡。旧石器時代の礫群・石器集中を検出。縄文時代は草創期末に比定される表裏縄文土器が多数出土したほか、早期・前期・中期・後期の各時期の土器が出土した。遺構は中期末の柄鏡形敷石住居を2軒検出。 | 閲覧へ |
211 | イタドリA遺跡・イタドリB遺跡・イタドリC遺跡 (いたどり) 第二東名No.13・No.14・No.15地点 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 沼津市-3 |
A4判 本文221頁 図版 40頁 |
沼津市 | 沼津市に所在するイタドリA・B・C遺跡は愛鷹山南麓に位置し、隣り合う尾根に分布。イタドリA遺跡では旧石器時代は2枚の文化層を確認。第Ⅰ文化層の包含の中心はニセローム層。石器集中部1箇所を確認。第Ⅱ文化層の包含の中心は休場層上位。石器集中部2箇所を確認。縄文時代草創期~前期の土器・石器を出土。遺構は土坑1基・集石6基・焼土6基を検出した。 イタドリB遺跡では旧石器時代の石器、縄文時代早期の土器、石器が少量出土。遺構は縄文時代の焼土29基、土坑4基を検出。 イタドリC遺跡では旧石器時代を一括報告。遺物包含の中心は休場層下~中位。礫群20基を検出。ホルンフェルス製石刃を伴う石器集中15箇所を確認。縄文時代の遺物は土器・石器を少量出土。遺構は土坑20基を検出。 |
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212 | 駿河山遺跡Ⅱ (するがやま) 第二東名No.91地点 (縄文時代編第1分冊) (縄文時代編第2分冊) 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 島田市-4 |
A4判 第1分冊 本文357頁 第2分冊 本文112頁 図版103頁 |
島田市 | 島田市に所在する縄文時代中期前半~後期前半、弥生時代後期~古墳時代前期、平安時代~中世に至る複合遺跡である。本書では縄文時代の遺構・遺物について報告。中期前半~後期前半にあたる竪穴式住居・土坑墓群・土坑・風倒木痕などが検出。竪穴住居は40棟存在し、4~5本の主柱穴や埋甕、方形の石囲炉などの特徴を有する。中期末頃の住居は不定形ながらある程度円形・馬蹄形を呈して配され、3~4ヶ所の集落を成していたと思われる。集落からは、加曽利E3~E4・曽利Ⅲ~Ⅴを主体とする土器片が多数出土。4つの群を形成している土坑墓は南の群ほど新しい時期と考えられるが、最も北の群からヒスイ製の大珠2点、小玉1点が出土。打製石斧や石錘の出土は広範囲に及ぶが、住居域からは磨石・台石類が出土。 | 閲覧へ |
213 | 駿河山遺跡Ⅲ (するがやま) 第二東名No.91地点 (弥生・古墳・歴史時代編1) 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 島田市-5 |
A4判 本文257頁 図版 22頁 |
島田市 | 212集に続く本書は、弥生時代~古墳時代・歴史時代について報告。竪穴住居はおよそ200軒を検出。平面形状は大きく分けると楕円形・隅丸方形・方形の3形態。外周に溝を巡らせる楕円形の住居が台地の末端部に営まれており、特異性を感じさせる。それぞれの形態ごとに分布域が異なっており、台地上の利用の変遷が窺える。住民が使用いていた土器は、東遠江地方から志太平野で使用される在地産が主体。しかし、古墳時代前期に至るとS字甕や叩き甕など外来の土器が入り始め、この頃に社会的な変動が生じている事が窺える。 | 閲覧へ |
214 | 衣原古墳群 衣原遺跡 衣原古窯跡 (ころんばら) 第二東名No.82~83地点 (第1分冊)(第2分冊) 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 藤枝市-1 |
A4判 第1分冊 本文240頁 巻頭図版16頁 第2分冊 本文124頁 図版123頁 |
藤枝市 | 藤枝市志太平野北西部の丘陵緩斜面に所在する衣原遺跡群は、古墳時代後期の窯跡である衣原古窯群、古墳時代後期の衣原古墳群、弥生時代・中世~近世の集落跡である衣原遺跡からなる遺跡群。衣原古墳群(衣原11号墳)は両袖式横穴式石室を埋葬施設とし、石室内から馬具や武器などの副葬品がまとまって出土。 衣原古窯群は6世紀後半の須恵器窯1基と、8世紀初頭の木炭生産窯2基、近世の炭窯が2基検出。須恵器窯は駿河でも最古例。焼成器種が豊富で、特殊扁壷も制作されていた。炭窯は「横口付炭窯」と呼ばれる構造をもち、駿河では初の発見。 衣原遺跡は、弥生時代後期~近世の遺物が出土し、竪穴住居や掘立柱建物など集落跡を検出。この間、丘陵上には断続的に集落が営まれていた。助宗古窯群で須恵器制作に関わっていた工人の集落と考えられる。 |
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215 | 中ノ合イセ山遺跡 (第二東名No.79地点) 中ノ合イセ山古墳群・中ノ合遺跡 (第二東名No.80地点) (なかのごういせやま・なかのごう) 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 藤枝市-2 |
A4判 本文125頁 図版 688 |
藤枝市 | 藤枝市に所在する3遺跡の調査。中ノ合イセ山遺跡は縄文時代早期末の小規模集落遺跡。縄文土器小破片・石器などが出土。 中ノ合イセ山古墳群では古墳時代後期の横穴式石室墳2基を検出し、古墳周辺部から須恵器、さらに埋葬施設床面から鉄製品が出土。 中ノ合遺跡では古墳時代後期の竪穴住居跡、墳時代前期の竪穴住居跡・掘立柱建物跡・土壙などが検出。遺物は土師器・須恵器・木製品が出土。 |
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216 | 秋葉林遺跡Ⅱ (あきばばやし) 第二東名No.25地点 (縄文時代草創期以降編) 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 沼津市-4 |
A4判 本文268頁 図版 58頁 |
沼津市 | 沼津市の愛鷹山南西麓に立地する遺跡。207集の旧石器~縄文時代草創期編に続く本書は、縄文時代早期以降について報告。旧石器時代~律令期以降までの遺物と遺構を確認した。縄文時代は石鏃・石斧を中心とする石器と早期を中心とする土器が出土。弥生時代は竪穴状遺構から後期の土器が出土。古墳時代は5基の古墳を確認し、1号墳から圭頭大刀・鉄族・耳環が出土。 | 閲覧へ |
217 | 西の谷遺跡 (にしのや) 第二東名No.126-2地点 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 豊岡村-2 |
A4判 本文 96頁 図版 32頁 |
磐田市 | 磐田市(旧磐田郡豊岡村)に所在する西の谷遺跡は、丘陵地の谷奥にあたる丘陵北側斜面の下位に立地しており、伝承によって銅鐸2個(敷地1・2号銅鐸)の出土(明治23年)が周知されていた。銅鐸出土伝承地周辺に電磁法探査と金属探知機による物理探査を実施した結果、銅鐸(敷地3号銅鐸)の位置を特定でき発掘調査を実施。敷地1・2号銅鐸出土伝承地点も含む周辺域についても調査をしたが、銅鐸埋納との関係が明確な遺構・遺物は認められていない。3個の敷地銅鐸は同じ三遠式に分類されるが、大きさや紋様の特徴などに違いがある。本書では、出土した敷地3号銅鐸の他に敷地1・2号銅鐸についても実測図等を掲載。今回の調査結果と各銅鐸の観察によって、明治時代に出土した敷地1・2号銅鐸の埋納状態についても復元を試みた。 | 閲覧へ |
218 | 合代島丘陵の古墳群 (ごうだいじまきゅうりょう) 上神増A古墳群(第二東名No.124地点) 上神増B古墳群(第二東名No.125地点) 上神増E古墳群(第二東名No.125地点) 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 豊岡村-3 |
A4判 本文240頁 図版 96頁 |
磐田市 | 磐田市(旧豊岡村)に所在する上神増A・B・E古墳群の調査。上神増A古墳群で葺石をもつ円墳1基、上神増B古墳群では古墳時代終末期の横穴式石室を埋葬施設とする古墳5基を検出。上神増E古墳群では古墳時代中期後半の木棺直葬墳5基、古墳時代後期~終末期の横穴式石室を埋葬施設とする古墳8基、横穴式木室を埋葬施設とする古墳1基、箱形石槨を埋葬施設とする古墳1基など17基の古墳を検出。合計23基の古墳とともに、縄文時代の陥穴、奈良時代火葬墓、平安時代末~鎌倉時代初頭の中世墓、鎌倉時代炭窯、用途不明遺構、溝を検出した。遺物は縄文土器、古墳時代の須恵器、土師器、装飾付大刀、鉄刀、鉄剣、鉄鉾、石突、刀子、馬具、玉類、耳環、鉄釘、奈良時代土師器、中世常滑壷、山茶碗?、銅銭が出土。県内初の三葉環頭大刀、3例目となる錫製品も出土している。 | 閲覧へ |
219 | 堂ヶ谷廃寺 堂ヶ谷経塚 (どうがや) 平成17~21年度 静岡空港県単独空港整備工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文176頁 巻頭図版10頁 図版122頁 |
牧之原市 | 牧之原市に所在する10世紀後半~15世紀後半にわたる寺院跡、経塚の調査。堂ヶ谷廃寺では山林寺院である事が判明し、鎌倉時代の礎石建物の三間堂、五間堂が確認され、礎石建物の下層からは平安時代の掘立柱建物や土器埋納土坑が検出。寺院の前身建物、地鎮祭祀の痕跡などを確認。 堂ヶ谷経塚は12世紀後葉に築造された経塚3基と1基の土坑から構成される。1号経塚からは2段盛の傘蓋式の銅製経筒が出土し、63点の腰刀、折り曲げられた黒漆大刀1点、和鏡16点、雁服鏃などの副納品を確認。 |
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220 | 白岩遺跡・白岩下遺跡 (しらいわ・しらいわした) 平成18年度一級河川西方川住宅市街地基盤整備(統合河川)および平成19年度一級河川西方川総合流域防災事業(統合河川)工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 56頁 図版 13頁 |
菊川市 | 菊川市加茂に所在する白岩遺跡は弥生時代中期~後期の集落遺跡。大・小の自然流路が多数検出され、上流の集落から運ばれてきた大量の土器・石器・木製品が出土。 白岩下遺跡は縄文時代~近世にかけての複合遺跡で、古墳時代の包含層では、旧流路の際で水に対する祭祀を行った遺構が検出し、それに伴う遺物も出土。 |
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221 | 大門遺跡 (だいもん) 平成18~21年度(都)田端掛之上線緊急地方道路整備事業(街路B)に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 40頁 図版 17頁 |
袋井市 | 袋井市小笠山丘陵先端部の低位河岸段丘に位置する弥生時代中期前葉~後期後葉の集落遺跡。竪穴住居跡や方形周溝墓の一部と考えられる溝が検出。遺物の中心は弥生土器だが、ガラス玉・砥石・磨製石斧なども出土。 | 閲覧へ |
222 | 細尾遺跡 (ほそお) 第二東名No.141地点 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文278頁 図版 33頁 |
長泉町 | 長泉町に所在し、愛鷹山東南麓に位置する。旧石器時代~縄文時代の遺物が主体となる遺跡である。旧石器時代は5枚の文化層に区分され、中でも第Ⅲ文化層からは土坑が14基確認されており、第Ⅴ文化層からはナイフ形石器をはじめ、多くの石器が出土した。縄文時代は早期~前期の土器が多く出土し、諸磯b式土器が2個体完形に近い形で復元された。 | 閲覧へ |
223 | 沼津市井出・石川神ヶ沢の遺跡群 (ぬまづしいで・いしかわじんがさわ) 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 茗荷沢遺跡(第二東名No.30地点) 藤ボサ遺跡a区(第二東名No.31地点) 藤ボサ遺跡b区(第二東名No.32地点) 神ヶ沢第Ⅱ遺跡a区(第二東名No.37地点) 神ヶ沢第Ⅱ遺跡b区(第二東名No.38地点) |
A4判 本文169頁 図版 30頁 |
沼津市 | 5遺跡ともに愛鷹山南麓・南西麓に位置している。茗荷沢遺跡は旧石器時代については第Ⅰ文化層を中心に遺構と遺物が確認され、縄文時代については集石や土坑といった遺構と、早期の遺物が出土した。隣接する藤ボサa区・b区では旧石器時代から縄文時代の遺跡であることが確認され、縄文時代については早期から中期の遺物が出土している。富士市との市境に近い神ヶ沢第Ⅱa区・b区については縄文時代の遺構と考えられる小穴が多数検出された。 | 閲覧へ |
224 | 桜畑上遺跡Ⅰ (さくらばたけ) 平成12・13・15~19年度 東駿河湾環状道路建設工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 (旧石器時代~縄文時代草創期編) |
A4判 本文234頁 図版 30頁 |
長泉町 | 駿東郡長泉町に所在し、愛鷹山南麓に位置している。旧石器時代から縄文時代にかけての遺跡であり、旧石器時代は7枚の文化層からなり、第Ⅰ黒色帯下と休場層の資料が大半を占める。縄文時代の遺構は早期末葉から前期初頭にかけてのものが中心である。包含層から多量の塩屋式土器が出土しており、同地域の遺跡の中で稀有な存在である。また20点の石製品が出土しており、形態的に全国的にも類例が少なく、本遺跡の特徴である。 | 閲覧へ |
225 | 庵原城跡 (いはらじょうあと) 第二東名No.66地点 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 62頁 図版 22頁 |
静岡市 | 静岡市清水区に所在し、庵原山地から張り出した丘陵先端部に位置する。築造年代は不明であるが、出土遺物が急激に増加する15世紀後半以降と想定できる。遺構は、曲輪・竪堀・堀切・虎口を確認。曲輪からは掘立柱建物・柵等を検出した。遺物は、中世のかわらけを主体とし、貿易陶磁・国産陶器が出土。古瀬戸後期様式のⅣ期古~新段階の製品や、同時期の古志戸呂製品が認められている。 | 閲覧へ |
226 | 千福南山Ⅲ西遺跡 (せんぷくみなみやま) 第二東名No.148-2地点 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文122頁 図版 33頁 |
裾野市 | 裾野市に所在し、愛鷹山東麓の丘陵上に位置する。旧石器時代から縄文時代の遺構が確認されており、旧石器時代については石器が数点出土している。縄文時代については土抗が167基出土しており、県内最多出土となっている。 | 閲覧へ |
227 | 的場古墳群・的場遺跡 (まとば) 第二東名No.26地点 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 沼津市-6 |
A4判 本文446頁 図版 56頁 |
沼津市 | 沼津市に所在し、愛鷹山南麓の丘陵上に位置する。旧石器時代から古墳時代の遺構が確認されている。旧石器時代の第Ⅳ黒色帯から日本最古級の石器が出土している。縄文時代については早期から中期にかけての土器が出土しており、中でも十三菩提式土器は文様のバリエーションも豊富で、良好な資料といえる。古墳時代については4基の古墳を検出し、大刀などの副葬品も出土した。 | 閲覧へ |
228 | 天ヶ沢東遺跡 古木戸A遺跡 古木戸B遺跡 (あまんさわひがし ふるきど) 第二東名No.44地点 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文190頁 図版 72頁 |
富士市 | 富士市に所在し、愛鷹山南西麓に位置する。3遺跡とも旧石器時代から縄文時代の遺物が確認されている。古木戸B遺跡については、第Ⅲ黒色帯より富士市内では最古級の石器ヶ出土している。3遺跡とも土抗、集石といった遺構が確認されており、土器に関しても天ヶ沢東遺跡では、早期を主体に前期・中期の土器がそれぞれ出土し、古木戸A遺跡では早期・中期主体のの土器、古木戸B遺跡では早期後半の土器が出土するというように、尾根ごとの遺跡の消長が伺える。 | 閲覧へ |
229 | 下高原遺跡 (しもたかはら) 第二東名土-2地点他 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文131頁 図版 14頁 |
富士宮市 ・ 富士川町 (富士市) |
富士宮市域及び富士市域(旧富士川町域)における埋蔵文化財確認調査の概要と、富士宮市に所在する下高原遺跡の調査報告。下高原遺跡では、旧石器時代の礫群3基、石器ブロック1基が検出。休場層の石器ブロックはホルンフェルスが大半を占めている。遺物は、ナイフ形石器や尖頭器、楔形石器、礫器、敲石等の石器が出土。縄文時代の遺構は、土坑4基、小穴1基、焼土跡2基を検出。縄文時代早期の条痕文や押型文、沈線文等が施された土器が出土し、石器は石鏃や楔形石器、尖頭器、石匙、打製石斧、掻器、磨石、敲石、台石、礫器等が出土している。 | 閲覧へ |
230 | 富士山・愛鷹山麓の遺跡 (ふじさん・あしたかさんろく) 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 総論(富士工区富士地区) 富士岡中尾遺跡(第二東名No.48地点) 平椎遺跡(第二東名CR20地点) 平椎第2号墳(第二東名CR20地点) 神ヶ沢第Ⅱ遺跡b区(第二東名No.38地点) |
A4判 本文162頁 図版 31頁 |
富士市 | 富士岡中尾遺跡は富士市に所在し、愛鷹山南麓の扇状地の緩斜面に位置する。縄文時代の早期から後期にいたる土器が出土している。西日本から搬入されたと考えられる北白川下層式土器が出土しており、近畿地方との交流を行っていた集団の存在を伺わせる資料である。平椎遺跡も富士市に位置し、愛鷹山南麓の緩斜面に位置する。弥生時代後期前半、弥生時代末~古墳時代初頭の集落跡が検出されており、条溝を伴った可能性がある。平椎2号墳では古墳時代終末期と考えられる副葬品と埋葬施設が出土した。 | 閲覧へ |
231 | 富士山・愛鷹山麓の古墳群 (ふじさん・あしたかさんろく) 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 船津L-第171号墳(第二東名No.39地点) 須津古墳群(第二東名No.45地点) 間門松沢第1号墳(第二東名No.52地点) 鵜無ヶ淵・間門E-第6号墳(第二東名No.52地点) 不動棚遺跡(第二東名No.52地点) 松坂遺跡(第二東名No.53地点) |
A4判 本文182頁 図版 64頁 |
富士市 | 富士市に所在し、愛鷹山の南西麓に位置する。間門松沢1号墳は古墳時代前期末~中期前半の古墳の可能性が高い。墳頂に木棺直葬を3基並列させており、このうち第3埋葬施設から滑石製臼玉と刃関双孔を有する鉄剣が出土した。船津L-第171号墳、須津J-第6・118・159号墳、鵜無ヶ淵・間門E-第6号墳は東駿河に特徴的な無袖形石室を埋葬施設とする古墳である。この内鉄製馬具が3基で確認され、鉄鏃も多く出土する点や針が副葬されるなど注目すべき特徴である。不動棚遺跡、松坂遺跡は富士山麓では様相が不明確な縄文時代後期の遺跡であることが判明した。出土した土器は、両遺跡とも多くは堀之内式土器であるが、松坂遺跡では加曽利B式の精製土器が出土するなど、注目すべき遺物が出土した。 | 閲覧へ |
232 | 富士石遺跡Ⅰ (ふじいし) 第二東名No.142地点 旧石器時代(AT下位)編 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 長泉町-7 (第1分冊) (第2分冊) |
A4判 第1分冊 本文328頁 第2分冊 本文432頁 図版 48頁 |
長泉町 | 長泉町に所在し、愛鷹山東南麓の藤生沢川の上流部に位置する。本書は後期旧石器時代前半までの、第Ⅶ黒色帯からニセローム層より出土した遺物の成果についてまとめている。13枚の文化層に分けられ、特に第Ⅶ黒色帯、第Ⅲ黒色帯中・下部、第Ⅱ黒色帯、ニセローム層下部でまとまった石器群が出土した。第Ⅶ黒色帯の石器群は台形様石器、基部加工ナイフ形石器、石斧を含む後期旧石器時代初頭の石器群として注目される。また、第Ⅲ黒色帯から列状に配置された陥し穴群が検出された。 | 閲覧へ |
233 | 梅ノ木沢遺跡Ⅲ (うめのきざわ) (旧石器時代編2・縄文時代草創期編) 第二東名No.143-2地点、CR35地点 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文322頁 図版 27頁 |
長泉町 | 長泉町に所在し、本書は愛鷹・箱根編年第4期・第5期にあたる旧石器時代の文化層3層と、縄文時代草創期の文化層2層をまとめたものである。中でも第4期後半と考えられる第Ⅹ文化層からは、和田峠産黒曜石の小型ナイフ形石器と尖頭器が主体となって出土し、これまでに見られない組成を示す。縄文時代草創期と考えられる第ⅩⅡ文化層からは、御子柴型の槍先形尖頭器に伴って、箱根畑宿群黒曜石やガラス質黒色安山岩を用いた尖頭器製作跡を検出した。 | 閲覧へ |
234 | 中屋遺跡 (なかや) 第二東名No.130地点 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 (第1分冊) (第2分冊) |
A4判 第1分冊 本文322頁 第2分冊 本文496頁 図版 86頁 |
浜松市 | 浜松市浜北区根堅に所在する、古代から近世にかけての複合遺跡である。古墳時代後期から奈良時代にかけての竪穴建物から掘立柱建物を中心とした集落が展開されている。平安時代末頃には大規模な溝とその内側に土塁が形成された。周辺出土の遺物から溝の内側には寺院が建造されたと考えられる。隣接する川には、13世紀に護岸工事が施されており、護岸施設には螺鈿鞍と呪符木簡が埋納された。螺鈿鞍は全国初の出土例であり、貴重な資料といえる。 | 閲覧へ |
235 | 有東遺跡 (うとう) (第17次発掘調査) 第二東名建設事業に伴う本線の代替地 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文124頁 図版 44頁 |
静岡市 | 静岡市に所在し、静岡平野南部の八幡山の南東方向に位置する。弥生時代中期後半の集落と考えられる遺跡であり、掘立柱建物・溝・土坑などが検出し、遺構内から土器・石器・木製品が出土した。石器・木製品に関しては未製品が大量に出土しており、製作工程を復元する上で貴重な資料である。 | 閲覧へ |
236 | 西向遺跡 (にしむかい) 平成21年度二級河川太田川広域河川改修工事に伴う埋蔵文化財調査報告書 |
A4判 本文 52頁 図版 15頁 |
袋井市 | 袋井市に所在し、太田川と原野谷川の合流地の右岸に所在する。古墳時代中期から中世までの集落跡が検出された。出土遺物は山茶碗が主体的、土師器・須恵器・灰?陶器は客体的である。特出すべき遺物として羽口・鉄滓・砥石・埴輪がある。 | 閲覧へ |
237 | 七社神社遺跡他 (しちしゃじんじゃ) 平成20~22年度農道整備(一般・樹園地)高天神2期地区埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 80頁 図版 30頁 |
掛川市 | 掛川市大阪に所在し、三井中世墓群・寺部中世墓群は小笠山丘陵の先端頂部に位置し、七社神社遺跡と寺部遺跡は丘陵から流出した砂礫でできた小扇状地上に位置する。三井・寺部中世墓群は、中世~近世の集石墓が検出され、七社神社遺跡・寺部遺跡では掘立柱建物跡、溝状遺構、井戸跡などが検出された。 | 閲覧へ |
238 | 八分平E遺跡 (はちぶだいら) 第二東名No.141-2地点 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文118頁 図版 24頁 |
長泉町 | 長泉町に所在し、愛鷹山南東麓に位置する。旧石器時代から縄文時代、平安時代までの遺跡である。平安時代については竪穴住居跡とそれに伴う土師器が出土した。縄文時代については竪穴住居跡の他に集石と焼土土坑が「検出され、火を使う作業場という性格が想定される。遺物は早期の土器が主体的に出土した。旧石器時代については、休場層と第Ⅲ黒色帯から、それぞれ小規模な石器ブロックが出土しており、石器搬入地点と考えられる。 | 閲覧へ |
239 | 西通北遺跡 (にしどおりきた) 平成20~22年度JR東海道本線・JR御殿場線緊急地方道路整備事業(街路B) 平成21年度JR東海道本線・JR御殿場線都市高速鉄道高架事業(新車両基地)建設工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文160頁 図版 32頁 |
沼津市 | 沼津市に所在し、浮島ヶ原と呼ばれる低湿地帯の東縁に位置する。弥生時代中期から近代にまでの複合遺跡である。弥生時代については、中期中葉と考えられる環濠が検出され、静岡県内最古級に位置づけられる。環濠内出土の土器も、静岡県東部の土器編年を補う上で貴重なものである。奈良・平安時代については、7世紀末から9世紀にかけての遺構や遺物が出土した。検出された溝状遺構は古代条里制との関連も想定される。近世以降については、池状遺構・溝状遺構・土坑が検出された。 | 閲覧へ |
240 | 西洞遺跡Ⅰ (にしぼら) 第二東名No.8地点 弥生時代以降編 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文116頁 図版 44頁 |
沼津市 | 沼津市に所在し、愛鷹山南麓の標高160m付近の緩斜面に位置する。旧石器時代から古墳時代にかけての遺跡であり、本書は弥生時代以降の成果についてまとめたものである。弥生時代後半から古墳時代初頭にかけての竪穴住居跡・掘立柱建物・方形周溝墓・畑状遺構が検出されている。遺構の切り合い関係から、それぞれ時期が異なる事が明らかとなり、集落の変遷過程が想定できる。 | 閲覧へ |
241 | 弥勒平遺跡・中屋敷遺跡 (みろくだいら・なかやしき) 弥勒平遺跡(第二東名No.123地点) 中屋敷遺跡(第二東名No.112地点) 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文202頁 図版 54頁 |
森町 | 森町に所在し、弥勒平遺跡は円田丘陵、中屋敷遺跡は草ヶ谷丘陵上にそれぞれ位置する。弥勒平遺跡は縄文時代から近世に及ぶ遺跡である。弥生時代中期・中世・江戸時代には墓域、弥生時代後期から古墳時代にかけては集落が形成された。中世の遺物で蔵骨器として使用されたと考えられる古瀬戸前期の四耳壺や瓶子が出土している。中屋敷遺跡は縄文時代から近世にいたる遺跡である。古墳時代中頃の方墳が一基検出されており、近接した文殊堂古墳群に先行する可能性がある。中世後期には墓域が形成され、近世には鍛冶を行う集落であったと考えられる。 | 閲覧へ |
242 | 大岡元長窪線関連遺跡 Ⅳ (おおおかもとながくぼ) 平成21・22年度(主)大岡元長窪線地域活力基盤創造交付金(道路改築)工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 13頁 図版 3頁 |
長泉町 | 長泉町に所在し、愛鷹山南東麓の緩やかな丘陵に位置する。旧石器時代から縄文時代の遺構と遺物が確認れている。旧石器時代に関しては休場層上位より剥片1点、休場層直下黒色帯より土坑3基が検出された。縄文時代に関しては、時期不明の土坑34基、小穴31基が検出された。 | 閲覧へ |
243 | 助宗古窯群 (すけむね) 第二東名No.86地点 寺島大谷遺跡 (てらじまおおや) 寺島大谷古墳 第二東名No.87地点 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文142頁 図版 44頁 |
藤枝市 | 助宗古窯群は藤枝市助宗に所在し、瀬戸川左岸の助宗集落を取り囲む低丘陵地の斜面部に位置する。奈良・平安時代の窯跡に伴う灰原と、隣接する形で工房跡の可能性がある建物跡が検出された。出土した須恵器は須恵器生産から白?生産への移行を考える上で貴重な資料となった。寺島大谷遺跡・寺島大谷古墳は藤枝市寺島に所在し、瀬戸川中流域右岸の丘陵上に位置する。寺島大谷遺跡では縄文時代中期中葉から末葉にかけての竪穴住居3基、弥生時代後期から古墳時代初期にかけての竪穴住居10基を検出した。寺島大谷1号墳は木棺直葬の円墳か方墳であり、折曲げ鉄剣、短冊形鉄斧、ヤリガンナが出土している。 | 閲覧へ |
244 | 青木原遺跡Ⅱ (あおきばら) 平成21・22年度一級河川御殿川河川改良工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 |
A4判 本文 64頁 図版 21頁 |
三島市 | 三島市に所在し、御殿川蛇行帯間の微高地から河岸部に位置する。弥生時代から近代に至る複合遺跡である。弥生時代後期から古墳時代初頭の小銅鐸が出土しており、銅鐸祭祀の終末、他地域間との交流を考える上で貴重な資料となった。 | 閲覧へ |
245 | 桜畑上遺跡Ⅱ (さくらばたけうえ) 平成12・15~19年度東駿河湾環状道路建設工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 (第1分冊)(第2分冊) |
A4判 第1分冊 本文412頁 第2分冊 本文266頁 図版125頁 |
長泉町 | 長泉町に所在し、愛鷹山南東麓の緩斜面東端の尾根上に位置している。本遺跡の縄文時代早期から中期、古墳時代前期について報告されている。縄文時代早期の遺物に関しては、土器の他に異形部分磨製石器が出土している。中期中葉については、環状に配された25軒の竪穴住居跡と土器埋納土坑が2基検出されており、住居跡に伴い井戸尻Ⅱ式からⅢ式の土器が出土している。中期後葉については、柄鏡形敷石住居跡2軒、配石5基が検出されており、それらに伴い加曽利E4式と曽利Ⅴ式の土器が出土している。古墳時代前期については竪穴住居跡2軒と、それに伴い大廓Ⅲ式からⅣ式の土器が出土した。 | 閲覧へ |