名称  経塚出土遺物 (きょうづかしゅつどいぶつ)
出土遺跡  堂ヶ谷1号経塚 (どうがやいちごうきょうづか)
所在地  牧之原市坂口
時代  平安時代〜鎌倉時代
法量
指定の有無(指定年月日)  県指定文化財 平成27年12月8日指定
 「堂ヶ谷廃寺・堂ヶ谷経塚出土遺物一括」
概要  牧之原市坂口に所在する。牧之原台地を開析し、駿河湾に注ぐ坂口谷川・湯日川に挟まれた坂部原台地に位置する。坂口谷川の支流、堂ヶ谷川沿いの丘陵先端部を造成し、10世紀後半に山林寺院が成立、12世紀前半に寺院北東隅に経塚が造営された。
 3基確認された経塚のうち、1号経塚は多種多量の遺物が出土した。方形土坑掘削の後に木炭層で被覆。経筒を設置した後に、河原石で塚状に構築しめている。木炭層を中心に和鏡16点、短刀約56点、曲げられた黒漆大刀1点等の副納品が出土している。また、陶製外容器内からは銅製経筒が出土している。このような鏡・刀類の大量副納の例は国内でも希少であり、山林寺院の存在とともに当該期の仏教の様相を物語る重要な資料といえる。
参考文献
(報告書をクリックすると、奈良文化財研究所全国遺跡報告総覧にリンクします)
 静岡県埋蔵文化財調査研究所調査報告 第219集 『堂ヶ谷廃寺・堂ヶ谷経塚』 2010

静岡県埋蔵文化財センター