名称  鉄鏃 (てつぞく)
出土遺跡  上石野3号墳 (かみいしの3ごうふん)
所在地  袋井市愛野
時代  古墳時代中期〜後期
法量
指定の有無(指定年月日)
概要  上石野3号墳は自然地形を利用して墳丘を整形した直径9mの円墳である。3号墳の主体部は墳頂部に掘削された木棺直葬であり、墓坑は段掘りで、棺を置いたのち、棺小口に粘土・礫を充填するという構造をもつ。
 鉄鏃は、9本が束の状態で出土している。形態的にはすべて同一のもので、尖根(とがりね)系の腸抉(わたくり)三角形式に分類できるものである。鏃身部の平面形は比較的深く腸抉が切れ込む長三角形を呈する。鏃身部の造りは鏑(しのぎ)が比較的明瞭な片平鏑造である。箆被(のかつぎ)部はいわゆる台形関(まち)であり、箆被部には矢柄の木質が遺存する。9点とも全長は14cm前後を測る。
参考文献
(報告書をクリックすると、奈良文化財研究所全国遺跡報告総覧にリンクします)
 静岡県埋蔵文化財調査研究所調査報告 第95集 『小笠山総合運動公園内遺跡群 』 1997

静岡県埋蔵文化財センター